富里市議会 > 2010-12-02 >
12月02日-03号

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  1. 富里市議会 2010-12-02
    12月02日-03号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    平成22年 12月 定例会(第6回)        平成22年第6回富里市議会定例会会議録(第3号)                 12月2日出席議員   1番  塩田和夫君          11番  布川好夫君   2番  中間幸一君          12番  江原利勝君   3番  櫻井優好君          13番  柏崎のり子さん   4番  原 清一君          14番  栗原恒治君   5番  高橋益枝さん         15番  佐藤繁夫君   6番  押尾 隆君          16番  高橋保夫君   7番  鈴木英吉君          17番  秋本真利君   8番  中野信二君          18番  窪田 優君   9番  立花広介君          19番  猪狩一郎君  10番  大川原きみ子さん        …………………………………………………欠席議員  20番  杉山治男君        …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        相川堅治君   消防長       藤崎 操君  副市長       石橋 規君   総務課長      加藤浩史君  総務部長      林田博之君   財政課長      綿貫一義君  健康福祉部長    岩澤新一君   社会福祉課長    森重啓治君  経済環境部長    細野 明君   産業経済課長    高岡明仁君  都市建設部長    篠原眞司君   建設課長      相川直雄君  教育長       山中 忠君   会計管理者     小野祐一郎君  教育次長      南條正和君   水道課長      鴇崎敏明君  農業委員会事務局長 関 利之君   教育総務課長    中嶋保雄君  監査委員事務局長  山嵜勝美君   消防次長      森田武臣君        …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  参事兼議会事務局長 佐々木 智   主査        加瀬敏也  主幹        栗原智彦    主査補       土屋則行        …………………………………………………議事日程               議事日程(第3号)           平成22年12月2日 午前10時開議 日程第1 一般質問        …………………………………………………本日の会議に付した事件 1 一般質問        …………………………………………………       ……………………………………        午前10時00分 開議       ……………………………………出席議員  19名欠席議員   1名 杉山治男君 ○副議長(猪狩一郎君) これから本日の会議を開きます。…………………………… △日程第1 一般質問…………………………… ○副議長(猪狩一郎君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 鈴木英吉君。          (鈴木英吉君質問者席) ◆(鈴木英吉君) フォーラム富里の鈴木です。通告により質問させていただきます。 2004年に施行された地方分権一括法により中央集権が崩れ、国と地方は対等・協力の関係になり、各首長は、国ではなく市民に説明責任を果たさなければいけなくなりました。 財政が厳しくなった最近は、大阪府や名古屋市、阿久根市のような特徴ある首長がマスコミに取り上げられて話題になり、それが一定の支持を得て、市民も改革に期待しています。 しかし、行政は、地味で慎重主義、そして何よりも自分たちは正しいという論理で動いているので、意識改革が難しいが、自分たちの提案をオープンな形で出してもらい、フラットな人間関係でダイアログを繰り返し、それを実行して、小さなサクセスストーリーを重ねていけば、職員のやる気を引き出せると思います。 その中で、現在示されている総合計画は、全体が何のために、だれのために、どのようにしなければいけないか。自立した組織について真剣に議論し、トップリーダーが本気であることが見えず、何も伝わってきません。我々が理解できないものは、市民はもっと理解できません。 昔、子供のころ、将来、ロケットで月、宇宙へ自由に行ける漫画があり、真剣に夢を見ましたが、それは現在、現実に夢でなくなっています。しかし、富里市の基本構想は、目を閉じても、5年後、10年後の発展した富里市の姿が浮かんできません。なぜでしょうか。 そこで、もう少し具体的に考え方を聞かせてください。質問をさせていただきます。 (1)総合計画について ①進行状況と実績について ②市民に理解されているか。 (2)各事業の進捗状況について ①酒々井インターと008号バイパスについて ②徳洲会病院について ③新清掃工場とごみ問題について ④15町歩の使用目的について (3)市民の足である循環バスについて ①現状運行で継続するのか。 (4)有害鳥獣駆除について ①有害鳥獣駆除の必要性について ②今後の対応は。 答弁はいつも、柳田大臣ではないですけれども、二言、検討しますとか、そういう二言の短い答弁ではなくて、きちんとした内容のある答弁をいただければ、私の質問も30分で終わりますので、よろしくお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 鈴木議員の一般質問にお答えいたします。 まず、総合計画の進行状況と実績についてでございますが、現総合計画の総括といたしまして、担当課を対象に、主な成果や課題などについて確認を行うと同時に、市民意識調査などにより市民の満足度などを調査し、現総合計画のもとで実施してきた事業の成果や社会情勢の変化などによる新たなニーズなどについても把握させていただいたところでございます。 また、次期総合計画の策定に当たっては、それらの情報を検証し、現総合計画の課題などを整理した上で作業を進めてまいりました。 次に、市民に理解されているのかについてでございますが、現総合計画につきましては、パンフレットの配布や各年度の予算や決算を報告する際、広報紙へ「市の将来像を実現するために」として重点実施プランの主要事業を掲載するなど、市民の皆様にお知らせしてきたところでございます。 また、次期総合計画の策定に当たっては、アンケート調査に加え、まちづくり市民会議の設置やパブリックコメントの実施、基本構想審議会への公募委員の登用など、市民参画に努めてまいりました。 今後も、より一層、市民と共有した計画になるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、各事業の進捗状況についてでございますが、施行者である県に確認したところ、酒々井町インターチェンジの進捗状況につきましては、平成24年度末の供用開始予定で事業を進めております。現在の進捗状況でございますが、事業費で申しますと、平成21年度末で約40パーセント、平成22年度末までに約57パーセントを予定しております。用地取得状況は、面積見合いで約91パーセントとなっております。 次に、市道01-008号線につきましては、今年度から用地取得を行っております。今年度末までに面積見合いで約80パーセントの取得を予定しております。今後も、平成25年度末の供用開始を目標に事業を推進してまいります。 次に、徳洲会病院についてでございますが、本年8月に設計変更にプレゼンテーションを行い、株式会社松田平田設計が担当することになったと聞いております。設計事務所の資料によりますと、設計変更に約12カ月を要することから、着工は平成23年10月中旬、竣工は平成25年10月中旬の予定になっております。 次に、新清掃工場とごみ問題についてでございますが、新清掃工場の現在の進捗状況としましては、現場におきまして、土木工事、建築工事が進められており、土木工事につきましては、雨水調整池の盛土等を除き、ほぼ終了段階に差しかかっております。また、建築工事につきましては、ごみピット、その他工場部分の基礎工事を実施している状況でございます。これら土木・建築工事と並行して、工場におきまして、機械設備の製作がプラント工場として進められております。 ごみ問題につきましては、市内にある1,252カ所の家庭ごみ収集場所を3地域に分け収集を行っているところでございますが、依然としてクリーンセンターへの自己搬入件数が多い状況にあります。引き続き、家庭ごみ収集場所の設置促進を図ってまいります。 次に、15町歩の使用目的についてでございますが、リサイクルセンターや最終処分場の建設計画、15町歩における施設の配置を精査し、残りの土地につきましては、地形等を考慮しながら、活用方法を組織的に検討してまいります。 次に、市民の足である循環バスについて、現状運行で継続するのかについてでございますが、さとバスは、交通弱者の移動利便性の向上を目的に、平成14年9月の本格運行開始から8年が経過しており、現在までに3回のルート改正等を行い、運行しております。 しかしながら、さとバスの現状につきましては、その総利用者数が年々減少傾向にあり、平成21年度の1日平均利用者数では約60人で、前年度と比較すると3人減少しております。 こうしたことから、今後のさとバスにつきましては、そのあり方も含め、新たな交通体系の確立を目指す中で検討してまいります。 次に、有害鳥獣駆除の必要性についてでございますが、昨今、駆除に伴う事故等が各地で報告されていることから、銃器での駆除が難しさを増しているところです。しかしながら、農作物の播種・発芽期には、カラスやドバトなどの鳥類による被害が多く、収穫期には、ハクビシンなどのけもの類による農産物への被害やビニールハウスなどの農業用施設への被害も発生しています。 農作物等への被害を少しでも軽減するため、4月から10月までの期間に、成田猟友会富里支部の協力により、銃器、箱わなによる駆除を行っております。被害地と住宅地が接近している場所等の駆除については、当市においても苦慮しているところでございますが、特に鳥類の駆除は銃器に頼るところが大でありますことから、農業者以外の方も駆除の必要性をご理解いただくことが重要だと考えております。 次に、今後の対応についてでございますが、県内でも銃器等による事故等の発生事案を受け、より一層の安全対策が必要となりますことから、実施体制を含め、猟友会との連携を密にしたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) どうも答弁ありがとうございました。 それでは、順番に再質問させていただきます。 まず、一度確認したいんですけれども、富里市の基本計画というのは、どういうところに重点を置いているのでしょうか。答弁をお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 基本計画は、もちろんご存知のとおり、3部からなっておりまして、前期、後期のものと基本構想となっております。今、議会にかかっている基本構想というものでありまして、私が一番大事にしたことは、やはり協働のまちづくり条例があるということで、パブリックコメントもやりなさい、あるいは市民も入れてつくりなさい。それで、今はもう買い手市場だというのはどこでもわかっているわけなので、我々からではなくて、市民がどのようにしてもらいたいのかというのを重要視してつくらせていただいたということでございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) わかりました。 ところで、この基本計画を見ると、ソフト的な部分だけで、本当に大きな富里市の5年、10年後の目標を、こういうような市にしたいんだというようなものが見えないんですけど、それについてはどういう考えでいますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 基本構想につきましては、市町村の振興・発展の将来図、それから、それを達成するために必要な振興施策の大綱が定められるというような想定でございまして、少なくともその土地利用、福祉の向上、それから経済振興、あるいは基盤整備、環境の整備、文化の充実等の方向性を明らかにするというのが念頭でございまして、それに基づきまして行政の総合的計画を確立していくために、その構想に基づいて具体的な基本計画が作成されていくというところでございますが、実際問題として、総合計画は三つから成り立っておりますけども、そこら辺のあたりにつきましては、いわゆる方向性に基づいて判断して計画していますので、その実施計画段階までいきますと、もっと具体的になるんですが、何分にもその財源等の担保の兼ね合いとかいろいろございまして、結果的にはそのような、議員ご指摘のような表現になっている部分もあろうかというように認識しております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 一番根本は財源だということなんでしょうけれども、その前に、もうこれ、総合計画においてもずっと継続してやっているわけですから、いつになってその結論というか、ある程度の形が出るのか。いつも継続、継続でやっているような感じがするのですけども、そのどこかで、ポイント、ポイントで少しずつ実績を上げていって、こういうような実績ができましたというようにしていかないといけないことと、今、市長が言われましたように、市民のいろいろアンケートを聞いて、市民の要望を取り入れるということは一番大事なことなんですけれども、これを実施するのは職員であり、市長ですので、そういう一人一人の実施する職員が、まあ市民では、要望は上げられるけど、どういうようにそれを実行したらいいかとか、どういうような富里市を望んでいるかといっても、なかなか的確なアンケートの回答は得られないと思うんですよね。庁舎内で職員たちの提案を挙げてもらって、その中でどういうような、市民に喜ばれるような市政を行うかということが大事だと思いますけども、職員からの提案とか職員の意見を聞くようなことは、当市ではないのでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) これまでの基本構想につきましては、庁内に総合計画の策定委員会として、トップマネジメントの部分である、庁議メンバーであります策定本部会、それからその下に専門部会、事務局会議というような流れになっておりまして、素案の取りまとめにつきましては、事務局会議で行っております。その中で将来像の案出しというか、そういうことを行いまして、5案に集約して、最終的に基本構想審議会で委員から提案されたのを含めた中から「人と緑が調和し 未来を拓く隣空都市 とみさと」というような流れになってきておりまして、今回、基本構想の下の基本計画につきましては、基本的に、特には進行管理ができるような制度にしておりますし、そのための目標の指標を設けております。今回の総合計画にあわせまして、行政評価のための施策評価とか事務事業評価も連動させて稼動させていきますので、定期的にチェックしていくような体制で考えております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。
    ◆(鈴木英吉君) 委員会を招集して意見を聞くという話が今ありましたけど、どこの委員会でもそうなんですけど、ほとんどが市の作成した報告の委員会に終わっていて、委員からのいろんな質問等を取り上げたり、それに対しての回答というのは、何人かの委員に聞いたら全然なかったということを聞いたんですけども、それではただ時間の無駄であって、何のために委員を選出してやっているかわからないんですけども。委員から全然意見がないということはどういうことでしょうかね。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) それは外部の委員ということでよろしいでしょうか。 それにつきましては、例えば、市民会議の提言内容を確認しながら作業を進めておりまして、個別の政策でも、そういった点を取り上げてはおります。パブリックコメントにつきましては、基本構想の中でも、よりその下の具体的な内容に触れられる方が何人かいらっしゃいましたが、そういう方向性とか認識というのは十分理解しておりまして、直ちに取り入れる云々という問題はあろうかと思いますけども、その作業の中では、そういった意見も大事にしているところであります。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 富里市は、表面的には緑が豊かで、経済的にも、インター周りから来ると、すばらしい市だなということをよく言われますけども、果たして昔と、いろんな考え方とか将来に対する手当ができているかというと、ちょっとできない。それは単に行政が悪いということではなくて、やはり皆さん、今まで裕福な富里市であり、また、風光明媚な中で、また性格的にも皆さん本当にまじめな方なので、ただそれを遂行していればいいという形で、新しくはみ出すような大改革というような考え方が浮かばないのか、そういう形を持っている人がいても、それを取り上げないのか、そこは定かではありませんけれども、やはりこの委員会においても、富里市の将来を左右する問題ですから、本当はもっといろんな議論が出るような委員会でなければ意味がないのではないかなというように思いますけども。 そういうことと、もう一つは、何か燃えるものというか、ここで一生懸命やるんだという、そういう意気込みが全然感じられないんですよね。先ほども言いましたけど、地方分権で地方の自立が大変重要になっているときに5年、10年後のことを考えると、やはりもう少し真剣に取り組んでいかなければならないのではないかなというように思います。基本計画の素案を見ても、本当に優等生的な形で、ちょっと見ただけでは何の間違いもないすばらしいものに見えますけど、この中に特徴が全然ないということは、後また続いていることが、実績がどんどん伴わないような形のものになってしまうのではないかというように考えます。 この前、会派で兵庫県の小野市というところへ視察に行ったんですけど、これは元教育長の新谷さんの紹介で、すばらしい市があるから行ってこいと言われて、私たちは視察に行きました。その小野市では、10年間かかっているんですけど、市政を行政経営という名前で、民間の市長さんを取り入れたので、民間と同じようなベースでやろうというような形だと思うんですけども、やはりきちんとした、的確なこういう冊子をつくって、だれが見てもわかりやすいものができているんですよ。これ、31項目あるんですけど、すべてちゃんと、市民が見ても、どういうことやって、どういうようなあれしているかということ、もう一目瞭然でわかるんですよね。 それと、あと、四つの経営戦略ということで、顧客満足度志向、成果主義、オンリーワン、先手管理、こういうようなわかりやすい、一つの大きい課題の中でどうしていくかということが書いてありますし、理念なくして意識改革なし、意識改革なくして行動なし。行政も経営、より高度でより高品質なサービスをいかに低コストで提供するか。ゼロベースの発想でチャレンジということで、目標のあれがすぐ伝わってくるんですよね。この行政視察行ったときに、市長がちょっと忙しかったので、副市長が説明してくれたんですけど、普通の視察だと、ただ書類を提示して、それを判読して、終わったら多少意見を聞くという形だったんですけど、実際に行動して、副市長も現場主義で、副市長しながら現場の職員と一緒に動いていますので、話がどんどん伝わってきて、1時間半という時間はもうあっと言う間に過ぎて、我々はもっと聞きたいなというような形で説明を終わりましたし、迎え入れてもらうときも帰りも、全員整列してどうもありがとうございましたということと、それまで小野市も、職員の人はただ座って1日過ごせばいいやという感じの形だったんだけど、これをやることによって、5万人の市民がいるんですけども、職員は半分だと。正規職員が半分であって、臨時職員とかいろいろは使っているらしいんですけど、半分に10年間にしたと。そういうことと、財政力とかいろいろなもの全部、すばらしくアップしているんですよね。 そういうことで、こういうようなわかりやすい、市民が見てもわかりますよね、専門家でなくても。そういうような形の総合計画を打ち出すことがやっぱり大事ではないかと思うんですよ。説明のときに、はっきりした目標があれば、本当に端的にこういうことですよって回答できると思うんですけど、何かわけのわからない説明を長くやっているということは、本当の指針がないと思うんですよね。そういうことについてもう少し。市民に気を使って、市民のためとか市民という言葉が多いんですけども、やはり一番大事なのは、先ほど言ったように、職員の意識改革なんですよ。職員の意識改革なしで改革できないんですよ。ですからやっぱり、職員の意識改革をするには、職員が本当にフラットな形でオープンに何でも意見を出せる、提案を出せる。その提案を取り上げて、じゃトップダウンでどうするんだと。そういう形へ持っていかなったら、これは変わりようがないと思うんですよね。そういうことを踏まえてもう一度聞きますけど、基本計画の中で職員がかかわる範囲というのはどの辺まであるんですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 私のほうはちょっと説明が不足しておりますけども、予算がないということではなくて、総合計画のピラミッド型の中で、頂点が基本構想、それに基づいて基本計画とあるわけですので、その前期5年、後期5年もそうですけれども、それぞれの成果は具体的に当然出ているわけでございまして、ここで個別のことを申し上げるのはちょっと、時間の関係で省略させていただきますけども、そういう中で絶えずやっております。確かに、鈴木議員からお伺いした、小野市の行政経営の示し方ですね、市民に。そういう点は非常に参考になるなというように私ども認識していますので、できるだけそういうことに心がけてはいきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) そういうことで、小野市の冊子、コピーして総務課のほうで持っているということなので、それ以前は、小野市も本当に、どこからも視察がなかったらしいんですよ。こういうことをやることによって、沖縄以外の全国の行政や議員から視察がメジロ押しだと言っておりました。これは私たち議員が見るのももちろん参考になりますけど、私は、職員がここに行政視察に行ったらいいのではないかと思うんですけども、そのことについてどう思いますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) とかく、これまでの行政だと、あるものを維持する運営という消極的なところがあるんですけども、民間の経営手法というか、トップダウンでというのは非常に参考になると思いますので、どこまで近づけるかというところもありますけど、まあ市としての歴史も大分違いますので、こういうところに目標を置いていきたいなというようには認識しております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 視察して、ぴったりやれということは、どういうことでも難しいし、また、今言われたように、歴史も違うし、環境も違うので、それは無理だと思うんですよ。でも、こういう意気込みは伝わると思うし、これは職員に対する意気込みとか、また庁舎内でいろんな提案をしながら議論するということはできるわけですから、そういうことをもっともってやってほしいんですよ。やっぱり議論なくして進展はないですから。だれでも自由に。もう今、先ほども言ったように、地方分権ですから、ピラミッド型の組織では進まないんですよ。フラットにして、いろんな人が自由に話したり提案したり意見を言えると。その中で少しずつ。1回に大きいことやれと言っても無理ですから。小野市でも10年かかってますから、富里市も、5年、10年後を見据えて、少しずつ内情を変えていただければ。皆さん本当に、だれ見ても、みんな優秀な顔していますので、できないことはないと思うんですよ。あとは意識改革ですよ。そういうことをやる気になればできますし、まして、まちづくり基本条例ができている。その中で、確かに冊子も立派だし、いろんないいことたくさん書いてありますけど、果たしてこれが市民にどれだけ理解されているかということを考えると、もうほとんど理解されてない。上の委員会だけで動いているという感じなんですよね。まずまちづくりをするにはどうしたらいいかということは、もっともっと市民の意識調査とか現状調査をした中で、市民の下から盛り上がってくるものでなければ、どんな立派なものをつくっても、下におりて、それが協力体制にいかないと思うんですよ。まして、これから財政が厳しい中では、いろんな面で市民に協力していただいて、削減したりしていかなければいけない。その中で、皆さんには申しわけないんですけども、一番重要なポイントは、人員の削減ですよね。現在の人の首切るとか、そういうことではなくて、将来の採用とか、またいろんなことを考えながら人員を削減して、やる気ある市政をやっていただきたい。 この前、この中に企画課長も来たんですけど、企画課は3人でやっているんですよ。うちの人は何人ですかね。そういう中でこういうすばらしい企画をしていることと、先日、ちょっと打ち合わせのときに企画課長が、この基本条例は自治法に基づいてやっているということを回答されました。それでは、いろんな制約の中で、国から来たものや県から来たものをただまじめにこなしているというだけで、富里市独自で考えて独自でやるってオンリーワンがないんですよ。オンリーワンもないし、何の考え方もないわけですよ。これでは、だらだらして、本当にやる気のある職員というのは、1日過ごせばいいというような形になってしまいますから。市民の方も言っていますけど、とにかく、市役所行って、ぱっと職員が動かないという話をよく聞くんですよ。そういう形で、職員が本当に仕事に対して燃えていれば、いろんな面で行動にあらわれますし、庁舎内も活気づくということを考えると、私はもっともっと意識改革をしてほしい。 それと、一人一人がただ言われたことをこなすんではなくして、自分のアイデア。まして、これから財政が厳しくなれば、毎回言っていますけど、もう人しかないんですよね。人を教育して、人の考えを、アイデアを取り上げて、それで新たな考え方を実行していくということで、もっともっと市民に対しても、単なるアンケートではなくて、もっとおりていって、市民と一緒に対話しながら真剣に考えていくということをやらなければ前へ進まないと思うし、失礼な言い方ですけども、委員会も、委員会に選ばれると、反対に自分がエリートになったみたいな気持ちで、本当の市民の気持ちではなくて、自分の理論的なことだけを話すような形になっていますから、本当は、立派なことを言えなくても本心を言ってくれるような市民を取り入れて、そういう意見を聞くほうがよっぽどもきちんとした意見が聞けるのではないかなというように思いますので、これからも頑張っていただきたいと思うんですけども。もう少しわかりやすい、そして一つのキャッチフレーズ、そういうものをもう少し打ち出して、こういうようになりますよと。それから、富里市はこういうように変わりますよというようになっていただきたい。そういう要素はたくさんありますし、先ほども言いましたけど、皆さん頑張っていることはたしかですから、それをもう一歩、考え方を新たにしていただいて、新しい改革をして、方々から視察に来てもらえるような形をとってもらえれば、また一歩前進するのではないかなというように思いますので、いろいろなところに視察行きながら、富里市に合ったものを取り入れて、少しずつでいいですから。一つの達成感があれば、小さなものでも達成感あれば、職員はそこでまた次のステップに行くんですよね。達成感が何もないと、ただ後退するだけで何も、どんどんマイナスになっていきますから。人が動きやすい、人が喜んで仕事する、そういう雰囲気に持っていくのが一つの組織の中で大事だと思いますので、そういう指導等、そういう意見がフラットに、オープンに出るような体制をつくって、すばらしい基本計画をつくって実行していただいて、また市民に、再三言いますけど、わかりやすい形で示していただければと思います。 これは確かに、緑とあれを共生してという、そういう形ではわかりやすいんですけど、そういうことをやること、こういう目標はじゃどういうように実行してこういうようになるんだという、その真ん中の大事な部分が抜けちゃっているんですよね。 それとあと、数値目標がみんな目標よりも落ちてますけど、こういう数値目標見て、どういうように感じていますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 具体的にどの部分ということはあろうかと思うんですけども、当然、達成したものもあるわけでございまして、長いスパンで見た場合に、情勢変化とか、まあ言いわけみたいになってしまいますけども、そういうこともあろうかというように思います。 当然、目標を立てた以上、それを達成するという意気込みでやらないといけないわけでございますので、それを許さない事情もあるというところが大変つらいところではございますけども、そういったことにつきましては、十分精査していきたいというようには思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 目標を達せないことが別に悪いということではなくて、まあ達成したほうがいいんですけども、達成したら、それに対しての検証をするときに、自分たちだけではなくて、市民の考え方、そういうものもまあやっているんでしょうけども、もう少しかみ砕いた中で市民との折衝をして、どうしたら達成できるか、そういうことも考えていただきたいと思います。基本計画については、これで終わりたいと思います。 次に、各事業の進捗状況について、①の酒々井インターチェンジ、008号線についてですけれども、インターについては、酒々井側でやっていると思うので、質問は控えさせていただきますけど、008号線も、今の中では計画どおり進んでいるということで、進めるに当たって、土地の取得とか、工事の関係で何か問題はありますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 篠原都市建設部長。 ◎都市建設部長(篠原眞司君) 今年度につきましては、先ほど答弁いたしましたように、日々、きょう現在も、契約に向けて職員がいろいろ交渉してございまして、まさに今年度中にとにかく80パーセントの面積見合いで用地取得を目指そうということで、実際には大分、ちょっとスタートがおくれた部分もございますけども、目標に向かって、現在、用地交渉を重点的にやっているという状況でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) いろいろ難しい現場もありますので、そういうことで、計画した中での工事の将来に対する進捗状況に対しては問題ないですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 篠原都市建設部長。 ◎都市建設部長(篠原眞司君) まあ確かに、5カ年度の中で工事の話になりますと、非常に厳しいと言わざるを得ないところがあるんですが、まずは、前年度が調査を主体に、今年度、今申しましたように、とにかくまず用地があっての工事でございますので、今年度は80パーセントを目標に傾注していくと。来年度はもう本格的な工事ということで今現在考えてございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) また将来のことなんですけども、008号線ができた段階で、交通の流れが大分変わると思うし、また、本市に流入する交通量が多くなると思いますけども、その対策については多少、皆さんで考えているんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 篠原都市建設部長。 ◎都市建設部長(篠原眞司君) あくまでも計画として以前もお話ししましたように、酒々井インターができたときでございますけれども、そのシミュレーションの中で、酒々井インターから例の70町歩のほうに日々約1万台が出て、これは計画でございます。それから、富里のほうの8号ができたときには、日々約4,000台という交通量があるだろうと。既存の、昔の008号だった、現道でございますが、それが約600台程度ということで一度お話しさせていただきましたけども、もちろんこれは推計でございますので、まだ確定ではございません。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 確定であっても、確定の中でシミュレーションをしていかなければいけないと思うんですけども、そういうときに、現存の受け入れ道路でこなせるか、こなせないかといったら、こなせると思うんですけど、ただ、渋滞がかなりひどくなると思いますけども、その点についての対処の仕方というのは考えがありますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 篠原都市建設部長。 ◎都市建設部長(篠原眞司君) これはあくまでも8号バイパスと言っていまして、国道296の代替ではないですけども、それを緩和させるということもございますので、今現在よりは必ずは、この道路ができれば、国道296ないし409、周辺の交通量というもののさばきは十分できるんだろうとは推測してございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 国道296に入るところの右折ラインは可能なんですかね。あれ広げることは。 ○副議長(猪狩一郎君) 篠原都市建設部長。 ◎都市建設部長(篠原眞司君) 一つ、端的に言いますと、以前もご質問ありましたが、大六天の社会体育館の交差点であろうかと思いますけれども、ただ、私も富里市全体を考えましたときに、いろんな県道も含めまして5路線ございまして、状況によっては、交通の流れというのは、今まで県道も使いながらいろんな形で一番至近距離を皆さん通勤の中で求めていきますので、運転者側はある程度知恵を絞ってすいている道を通るとか、そういうのもありますけど、今ご質問のとおり、社会体育館の大六天の交差は必ずややらざるを得ないという認識でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) バイパスができて、便利で安全になったという面もありますし、また、それができたことによって渋滞というような苦情も出てくると思いますけども、その点は担当課のほうで一生懸命頑張っていただいて、処理していただければと思います。 次に、②徳洲会病院についてですけども、これは先日、説明もありましたけど、100パーセント民間の事業なので、割愛させていただきます。 次に、③新清掃工場とごみの問題についてですけども、先ほど、工事の進行状況においては説明がありましたけれども、いろいろやっていく中で、成田市との整合性とかいろんな問題点とかが起きると思いますけれども、現在のところは、そんなに大きな食い違いはないのでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 申しわけございませんけど、どういった面の食い違いということでしょうか。すみません。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 工事の内容によっては、大きい変更はないと思うんですけど、細かい面の変更等というのは起きていますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 工事内容の変更については、特に今のところございません。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) これは予定では平成23年12月31日に完成するということになっておりますけども、これに対して、先般も、自主搬入がかなり多く、また七栄地区が大部分を占めているということで、それらの地区の地元説明というのはどういうような計画になっていますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 説明会等の関係ですけれど、こちらは実施する予定でおりますけれど、当初より若干おくれておりまして、年、切りかわってに近くなるかなと。ただ、年末等にかけまして、例えば自治会においては、いろいろ会合等もあるやに聞いておりますので、そういったのにもあわせて説明会のほうをお願いしていくという状況も考えております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ほかの議員の質問で、集積場のことについてはいろいろ答弁ありましたけれども、まだまだ集積場をつくらなければいけないところがたくさんあると思いますけども、それについての啓発活動というのはどういうようにしていますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 集積所の啓発につきましては、やはり自己搬入者が直接センターのほうに来ておりますので、ビラとか、そういういったもので啓発しているということでございます。これに関しましては今後も地道に、地道といいますか、回を重ねて進めていきたいと思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 12月31日に新清掃工場がオープンした時点では、自主搬入は全面的にできないようになるのでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 全面的に自主搬入ができないということに関しましては、なかなか難しいかなというようにとらえております。ただ、自主搬入ありきでは、やはり混乱が続きますので、極力、現在、自己搬入の状況を見ますと、可燃ごみの方が約7割近く占めているわけでございます。したがいまして、可燃ごみにつきましては、今度、成田市の焼却施設で燃すという形になりますので、それらにつきましては、特に集積所をつくっていただいて、そこに出していただくと。我々が責任を持ってそれを成田市まで搬送するというような形で考えております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) クリーンセンターの跡地利用もいろいろ執行部で考えておられるようですけれども、一番メーンはリサイクルセンターだと思うんですけども、リサイクルセンターもかなり、内容によっては大規模になったりする中で、予算がない中で大変だと思うんですけど、何かいろいろの話を聞く中では、5年、10年かかるのではないかというように見受けられるんですけども、その点はどうでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) そうですね。次年度において調査を、例の環境施設用地の調査をかけていきたいと考えております。その中で、こういったリサイクルセンターにおきましても、年次計画等を立てていきたいと。 今の状況、年次計画の具体的なものは立てておらないんですけれども、想定するに当たって、稼動するまでには何年か要すだろうというように考えております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 稼動してみないと、リサイクルセンターの規模的なことがわからないのかと、大体、今現在計画している中で、予算はどのくらい見ていますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 過去にリサイクルセンターの、当時において、その後のごみの出方、排出量に応じて、規模的な数値は出したことはございます。現在、それ以降、またごみの排出の仕方、あるいはいろいろ変わってきておりますので、またこれについては精査していかなければならないのかなと。きょう、当時の施設規模の資料は持ってきておりませんので、ここではちょっと言えないんですけど、余り状況的には変わらないのかなというように個人的には考えております。今後ともいろいろ、リサイクルセンターにつきましては、分別の仕方と大きなつながりがありますので、その辺も十分精査していきたいというようには思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) わかりました。 次に、15町歩の使用目的についてですけれども、この15町歩も、今年度の予算で全部支払いが済むということなんですけども、この15町歩について、市民がほとんど知らないんですよね。それとあと、場所がどこにあるかもわからない。3億円近くかけて取得して、リサイクルセンターできるか、最終処分場のどういうような利用の仕方ができるかは定かではないんですけど、これだけの税金を投入して取得した土地を市民が全然知らないということはどういうことでしょうかね。もう少し具体的に、市民に場所とかいろんな、こういうものを取得したということを周知というか、知ってもらうための施策はありますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 市民への周知、全町的にというのは、まあ確かになかったのかなと思いますけど、今後、土地利用を含めていろいろ計画しているわけでございますので、これらにつきましては、周知につきましても順次図っていきたいというように思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) これ、本当に責任はすごく重いと思うんですよね。これだけの税金をつぎ込んで、これだけの土地を取得しているわけですから。それを、市民が場所も知らない、取得したことも知らないということであれば、広報で多少流してあるかどうかわからないんですけども、もう少しこういうことを親切に情報開示することをしないと、せっかく立派なまちづくり条例つくっても意味がないのかなというように思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に移ります。 市民の足である循環バスについて、現状運行で継続するのかということなんですけども、コミュニティバスを走らせるということは、市民の弱者のためにすばらしいことだと思うんですけども、ここに書いてあるように、かなり利用者が減っているということを考えると、市の税金を投入してやることが、このまま継続することがいいかどうかということをもう一度検証しなければいけないと思うんですよね。これをなくすということは大変なことですからできないと思いますけど、前から何回もいろんな議員さんからデマンドバス、デマンドタクシーの話がありましたけれども、これも、予算の配分とかいろいろ考えると、簡単にできないことはわかりますけど、そういうことについての研究はされましたか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 私も、ことしに入りまして、隣の酒々井町のデマンドタクシー、それから香取市のほうの状況等々、視察させていただきました。申し上げましたように、大体、合併ですとか路線バスが全廃になるというようないろんな状況の中で新たな展開といいますか、施策の変更みたいな形が見えてきていますので、さとバスも8年経過しましたので、このままでいいかというと、私も決していいとは思っておりません。ですから、デマンドバス、デマンドタクシーにつきましても、その名のとおり、需要があって走るという部分でございますので、その辺も含めたシステマチックな考え方というか……。酒々井町でスクールバスというような併用の部分も確かにございましたので、そういう総合的な部分について今後も検討して、ずっと検討しっぱなしではなくて、時には専門家を入れたりとか、そういうことではやっていきたいというようには思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。 柏市では、東大のチームがつくったITのデマンドバスの研究をしていますけど、あれは大分込み入っていますから、当市で採用するというわけにいかないんでしょうけども、デマンドタクシーとかデマンドバスあること自体が市民の足の確保になるわけですから、料金的には多少市民からいただいても、それが可能であれば、実施したほうが市民は喜ぶと思うんですよね。すべて行政が肩代わりしなければいけないという問題ではないので、それこそ市民といろんな提案をし合いながら料金の設定も考えていって、できるだけ実行できるようにしたほうが親切だと思いますので、よろしくお願いします。 ちなみに、うちと全然、町並みとか形態が違うので、実際には実現はできないと思うんですけど、小野市では、量販店とかいろいろ、市民が必要なところを回っているわけですよね。コミュニティバスで大体年間7万人が利用しているんですよ。そのほかにデマンドバスを走らせていると。小学生は無料だと。そういうようないろんな対策していますので、これを当市でやれということは無理だと思いますけど、まあそういうのも参考にして、できるだけ弱者の足の確保をしていただきたいと思います。中には、これをきちんとやったおかげで高齢者の免許の返納がふえて、そういう面でも安全で安心な交通の足というようになっております。富里市は特に車や移動手段がないと動けないので、高齢者の運転者も多いと思いますので、そういう面でも考慮していただければと思います。 次に、有害駆除の件で質問したいと思います。 ここに答弁ありますように、やっぱり農家の方が大変被害が多く、私たちも有害駆除やっていて、1回に500羽もカラスが群れをなして飛んでいる風景も見ていますので、これは大変だなというように思っていますし、各地で、それこそ熊やイノシシ、そういうような有害がどんどんふえて、農家の人が農作物を荒らされて困っているということを聞きますので、この駆除については必要だと思います。 しかしながら、銃器を持つということ自体が、今のこの平和な時代ではちょっと異端児扱いされまして、持っているだけで何か白い目で見られるような形があるんですけども、その中で、畑の真ん中で安全を確認して撃っても、たまたま民家の屋根に、もう威力はないんだけど、弾のあれがぱらぱら落ちたりなんかすると、苦情が出て、なかなか駆除にも制約されているんですけども。農家の人は大体理解してもらえる可能性あるんですけど、できるだけ民家のところでやらない、できるだけではなくて絶対にやってないんですけども、中には農家以外の住宅も建っていますので、そういうときに大変苦慮しているんですけど。そういう意味で、もっともっと市のほうで、こういう有害駆除に対する理解を市民に求めてもらうような広報活動をしていただきたいと思うんですけど、その点についてよろしくお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) いろいろ周知には努めておりますけど、なお一層、そういった市民への理解を求めるような形での啓発的なものを図っていきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 猟友会の人たちも一生懸命頑張ってやっているんですけども、結局、事故が起きると、市から依頼されても、個人のケンカになって、悪くすれば犯罪者というようになってしまいますので、こういう点は、多少、市から補助をもらってやっているわけですけれども、ほとんどボランティア的な形でやっています。それで、日曜日も朝5時から夕方の6時まで、富里市の猟友会の人は本当にまじめで、普通のほかのところは日中は休んでいて、夕方と朝しかやらないんですけど、富里市の猟友会の人たちは、夜明けから日没までぐるぐる回って一生懸命やっているんですよね。そういうことを考えて、事故を起こさないことはもちろんですけども、行政のほうもきちんと、こういう駆除をやるよということを市民に知らせていただいて、安心して駆除し、また農家のためにも頑張っていきたいと。そういうように猟友会の人たちも思っていますので、今後ともよろしくお願いします。 これで私の質問を終わります。 ○副議長(猪狩一郎君) これで鈴木英吉君の質問を終わります。 次に、窪田 優君。          (窪田 優君質問者席) ◆(窪田優君) 窪田 優です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 2点ございます。 (1)富里市の子供への思いやりについて ①公立保育園と私立保育園、無認可保育園について ②公立幼稚園と私立幼稚園について (2)交通弱者支援施策について ①富里市の取組について現状と今後の見通し ②他市、他県の取組についてどの程度調査しているか。 ③検討に当たり留意しなければならないことは何か。例えば、事業者、住民ニーズなど。 ④オンデマンドタクシー(eタクシーについて) ⑤市民のボランティア参加と行政の責任について 以上、よろしくお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 窪田議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、富里市の子供への思いやりについてでございますが、公立保育園と私立保育園、無認可保育園につきましては、市内には公立保育園が1園、私立保育園が2園の計3園で、公立は葉山保育園が定員100名、私立は富里保育園が定員210名とこひつじ保育園の定員120名で、計430名の定員となっております。 入所者数につきましては、平成22年11月1日現在、葉山保育園が99名、富里保育園が207名、こひつじ保育園が128名という状況でございます。 なお、現在、社会福祉法人が定員120人の計画で日吉倉地先に建設中の青空保育園が平成23年4月に開園予定となっており、市といたしましては、待機児童の解消を図る施策として積極的な支援を行っているところでございます。 また、市内の認可外保育所につきましては、日吉台地区に1施設で9名と、七栄地区に1施設で27名の2施設で保育が行われていると聞いております。 次に、交通弱者支援施策についてでございますが、まず、富里市の取組について、現状と今後の見通しについては、鉄道駅がない本市にとりまして、路線バスは公共交通の主軸であり、高齢者や通学者を初めとした交通弱者の外出手段としても重要な公共交通であります。 しかしながら、路線バスは、利用者の減少により縮小されているのが現状であり、今後も同様な傾向となるものと考えます。 本市としましては、今後も引き続き交通事業者等と連携及び協議を重ね、市民の足として路線バスの維持・拡充に努めてまいります。 また、路線バスの補完を目的に運行しておりますさとバスの現状につきましては、平成21年度の1日平均利用者数が約60人で、前年度と比較すると3人の減となっております。 今後は、利用者の増加に向け周知等を図っていくとともに、さとバスのあり方を含め、市の実情等に即した交通体系を検討してまいります。 次に、他市、他県の取組について、どの程度調査しているかについてでございますが、他自治体で導入、計画されている取組等の情報収集を行うとともに、川崎市宮前区の自治会運営によるコミュニティバス、香取市の地域公共交通総合連携計画、酒々井町のデマンドタクシーの交通体系等について視察を行いました。今後も、さまざまな交通体系を調査・研究し、参考にしたいと思います。 次に、検討に当たり留意しなければならないことは何かについてでございますが、市民ニーズや交通動態等を把握の上で、全体の公共交通の主軸であるバス交通との調整や、交通事業者との協議等には十分留意しなければならないと考えます。 次に、オンデマンドタクシー、eタクシーについてでございますが、おだかeタクシーは、福島県南相馬市小高区内を運行するデマンドタクシーとして、高齢化社会に対応する地域商業の振興を目的に、福島県商工会連合会が小高商工会をモデル商工会として実施している事業であり、高齢者の外出機会の増加による自立支援に寄与していると伺っております。また、運行主体が商工会となっているため、地域商工会との綿密な連携を図られているとのことです。 今後も、交通体系の検討に当たっては、このような導入事例も参考に進めてまいりたいと思います。 次に、市民のボランティア参加と行政の責任についてでございますが、本市におきましても、社会福祉協議会において実施しているボランティア事業の中で送迎等を行っており、事例等でも市民団体が主体となり運行している交通体系もありますので、引き続き研究してまいります。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 教育長、山中 忠君。          (教育長 山中 忠君登壇) ◎教育長(山中忠君) 窪田議員の一般質問にお答えいたします。 公立幼稚園と私立幼稚園についてでございますが、現在、市内には、公立幼稚園3園、私立幼稚園3園で、日吉倉、日吉台地区に私立幼稚園が2園、七栄地区に公立幼稚園1園、私立幼稚園1園、中沢地区に公立幼稚園1園、土倉地区に公立幼稚園1園となっています。 子供1人の入園料、保育料については、公立幼稚園の入園料は3,000円、保育料は月額7,000円で、私立幼稚園については、園によって違いがありますが、入園料は、保育年数の違いもあり、2万円から7万円、保育料は月額1万6,000円から1万8,000円となっています。 費用格差解消のための手だてについては、現在、措置しておりません。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) ご答弁ありがとうございました。 今、世の中は、経済的な困窮の中で、必死に働く人がいます。また、働く場を求めて頑張っている人がいます。こういう環境の中で、5人に1人のシングルマザーがダブルワークをしているという調査もあるようです。 子供と接触する時間が少ないこと、一方、大人の都合で子供の健やかな成長を阻害する要因があったり、人権が危うい状態にあるケースも新聞などで目にすることが多い時代です。富里市の子供に対するサービスについて質問したいと思って、今回、通告いたしました。 まず、保育園について、新しく青空保育園ができることによって待機児は解消されるかということについて、具体的にはどのような、もし課題があるならば、お示しいただきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 青空保育園につきましては、来年4月から開園予定でございますが、現在、待機児童数は74名いまして、その内訳が、ゼロ歳児が32名、1歳児が19名、2歳児が12名、3歳児が10名、4歳児が1名となっております。青空保育園がオープンしましても、1歳児につきましては、平成23年4月1日現在で定員数を上回ってしまうことから、低年齢の待機児童につきましては解消できないことが懸念されております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 保育園ができて、今まで富里市の定員が、先ほどの答弁にありました、430人だったところが120人ふえて550人規模になるということで、なおかつ、1歳児については十分満たされないという答弁がありました。 入園できる基準として、保育園の場合は、公立、私立関係なく、基準がかなり厳しいと思うんですね。保育園の場合。幼稚園と違うところだと思うんですが。家庭外労働があったり、家庭内労働でも特別に家事以外の仕事で費やされる場合とか、また、親のいない家庭とか、病気のために看護が必要とか、家庭の災害等についてということもあるんですが、一番気になるのは、これは当市のホームページでもあるんですが、同居及び同住所に住んでいる親族その他の人がその児童の保育に当たれる場合は、これらに該当していても入園できない可能性がある。できませんというようなことがあって、入園の基準については相当厳しいと思うんですが、これは、子供を預かるということと健やかに育てるということが分離されて、預かるということに、預からなければならない人のためだけというように保育園は位置づけられているためなのでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 保育園に入園する世帯につきましては、保育に欠ける世帯が基準となっております。ですから、その辺の審査につきましては基準がございますので、それに沿って審査している状況でございます。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 無認可保育園について、ちょっとお話させていただきたい。 無認可保育園に通う市内の子供の人数は何人いますか。無認可保育園はたしか2施設と聞いておりますけども、何人ぐらい行っているんでしょう。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 無認可保育園の利用状況についてでございますが、利用者は現在、合わせて36名でございますが、市外の利用している方が26名おります。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) なぜ無認可保育所に入っているのかということについてちょっとお尋ねしたいんですが、保育料はここはどういうようになっているんでしょう。富里市の保育料月額表というのが、これはホームページにも載っているんですが、D6に該当する、いわゆる所得税の額の区分が25万8,000円以上41万3,000円未満の場合で、3歳児を預けると5万5,000円となっています。3歳児未満が5万5,000円ですね。D7になると6万円、これが上限なんですが、3歳児で3万円、4歳児で2万6,000円ということなんですが、このこととの関係は、無認可保育所の保育料と何か関係ありそうですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 無認可保育所の保育料でございますが、七栄のケースですと、2万9,000円から5万円、日吉台ですと、4万7,000円から6万円と伺っております。 それで、日吉台の利用者につきましては、ゼロ歳児が2名、1歳児が2名、2歳児が1名、3歳児が3名、5歳児が1名。七栄につきましては、ゼロ歳児が1名、1歳児と2歳児が各6名ずつ、3歳児、4歳児がそれぞれ4名ずつ、5歳児が5名、6歳児が1名となっております。 この月額の保育料からしますと、公立の保育園に準じてそういうような保育料になっていると思われます。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。
    ◆(窪田優君) そうすると、もう一点気になるのは、保育時間についてなんですが、今、働き方は非常に多様で、定時から定時までという正職員もいると思いますが、パートの場合もあると思います。市内の保育園の保育時間については、通常、例えば葉山保育園の場合、8時半から4時半まで。延長があって、朝は7時からということが可能で、夜はやっぱり7時までということが可能と。ほかの私立の保育園についてもほぼ似たような、まあ8時からということもあるし、終わりは大体7時ぐらいまでということなんですが、無認可の場合は24時間やっているところもあるというように聞いているんですが、これは、市内のいわゆる認可保育所だと、最大預かっていただいても、夜は7時までということがネックになっているのではないかなと思うんですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 現在、朝7時に開園しまして、時間外の保育をします。8時半から4時半まで通常保育でございます。4時半過ぎたら、7時まで時間外保育ということで、12時間やっております。これは、児童福祉法とか国の基準に沿って設定しているものでございます。 全国的に見ますと、夜の8時とか開園しているところもあります。平成14年度からは、7時間以上の延長保育が創設されまして、前後の延長保育を合わせて24時間保育が可能とはなりました。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 今までの制度から、だんだんニーズに合った保育のあり方が出てきているんだと思う。 ちなみに、延長で保育というのは、経費はどのように、どこからなっているんでしょう。延長保育を受けている者の中での経費なんでしょうか。それとも、園の努力からなんでしょうか。それとも、補助が出るんでしょうか。公的な補助が。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 時間外保育料についてでございますが、葉山保育園は、平日で月額600円。あと、富里保育園は、30分で30円、こひつじ保育園は、30分60円となっております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 今、私は、保育園については、時間の預け方、働き方の多様性によって、今、富里市の公立も私立も含めて、さらに努力が必要なのではないかなということを感じておりまして質問させていただきましたが、2番目に移ります。 幼稚園についてですが、公立と私立の幼稚園の入園料、保育料はどのくらいの差があるんでしょうかということで、先ほど、回答に入っていましたかね。入園金3,000円、保育料が月額7,000円というのが公立で、私立ですと、2万円の入園金、又は1万6,000円から1万8,000円ぐらいの保育料がかかると。相当差があるんですが、これに対して、例えば成田市は、私立幼稚園9園ありまして、保護者に年額1万円の補助があるんですけども、富里市は補助はないと聞いたんですけども、全く補助してこなかったんですけども、何か理由があるんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 休憩します。        午前11時20分 休憩       ……………………………………        午前11時20分 開議出席議員  19名欠席議員   1名 杉山治男君 ○副議長(猪狩一郎君) 再開します。 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 富里市の補助についてでございますが、成田市につきましては、合併前につきましては全部が私立であったということから、恐らく補助というものは考えなければいけなかったと。また、保護者に対するもの、設置者に対するものという補助が考えられているようですが、富里市におきましては、実態は考えてこなかったということになります。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 成田市と比べなくてもということもあるかもしれませんが、近隣でも何らかの補助制度があると思います。委員会のほうに調べていただいた資料もいただきました。富里市が最初から考えなかったという部分で、なぜなのかなと。これは私も気がつきませんでしたけども、何らかの形で私立幼稚園に補助が出ているのに、各家庭だけではなくて、私立幼稚園そのものにも何もない。そういったことが今まで続いてきたことが非常に不思議なんですけれども、市長は何かその辺はお気づきだったですかね。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 父兄等から言われることがありましたので、気がついてはいましたけれども、富里市としてはやってないということは知っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 公立幼稚園のあるところとないところという意味では、例えば、北部の日吉台には、私立幼稚園はあるんですが、公立の幼稚園はない。富里市には、公立幼稚園が3園あって、私立幼稚園3園、3園ずつあるんですけれども、北部に私立幼稚園が2園ということで、公立を選びたくても選べないという背景があると思うんですけども。公立幼稚園の偏在なのではないかと思うんですけども、その辺はなぜなんでしょうかね。なぜだったんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) ご質問の、公立幼稚園が北部にない、設置されていない偏在の理由というご質問でございますが、これにつきましては、少し本市における土地利用、人口の急激な増加といった歴史的なものを含めてちょっとご説明させていただきたいんですけれども。 七栄から南部地区にかけましては、昭和40年代後半から都市計画の線引きの、昭和54年7月ごろにかけまして100以上の宅地造成があり、人口が急増したと。当時、この地区の幼児施設の整備状況といいますと、昭和28年にこひつじ保育園がございまして、昭和47年に浩養幼稚園、昭和48年に富里幼稚園が開園いたしました。49年に葉山保育園、52年に末広幼稚園が開園しております。 これに対しまして北部地区ということになるんですが、昭和50年代の初めに日吉台バードタウンの販売が始まり、人口がふえ始めまして、当時の幼児施設の整備状況を見ますと、昭和50年に太子幼稚園、昭和55年に日吉台幼稚園が開園しております。 本市としましても、昭和53年に日吉台小学校、昭和58年に北中学校の建設を初め、市内各小・中学校の屋内運動場やプールの建設など、義務教育施設の建設に特化してきたという状況が見られます。 このような市の状況から、既に建っていた私立幼稚園に役割については期待してきたものと思われます。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 私立幼稚園が昭和50年と55年に1園ずつできたということもあって、言い方を変えれば、そこに公立幼稚園ができることは、私立幼稚園の邪魔というか、そういうように考えたのでしょうか。そのように受け取ってよろしいですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 繰り返しのご答弁になりますが、そういう市の義務教育施設の整備に特化したという状況がそのような形を招いたというように考えております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 今さら私も、しなければいけない補助と、あったらいいなという補助は区別して考えたいなとは思ってはいるものの、公立幼稚園に入れるご家庭と、私立幼稚園しか選択肢がないご家庭とでは、やはりそこに相当大きな経済的な負担の差があったんではないか。これに対して何ら、幼稚園に通わせている保護者に、公立だったらこのくらいかかるんだけども、かからないで済んでいる分を見返りとして出す考えがなかったことそのものが、今、私立幼稚園へ入れている保護者の方から、なぜ富里市だけ私立幼稚園の援助が何もないのかと聞かれたときに、私、議員としての答えようがなくて、こうやって公の場で問うことが一番正しいかなと思って聞いておりますが、その辺の考えはどうなんでしょうか。公立へ行くことができないエリアの人たちに対する思いやりですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 私立幼稚園に通われる方に対する子供さんへの思いやり、また保護者の方への負担軽減ということに対する市の考え方ということになろうかと思いますけれども、現在、北部地区から市外の幼稚園、私立幼稚園に通われているお子様が90人近くおられます。恐らく市外の幼稚園に通われていまして、例えば成田市からは、年間、保護者に対して1万円という負担軽減のお金が出ております。片や、富里市から行っている方に対してはそういう補助がないということで、恐らく、思いやりがある、ないという議論になっているのかなと思うんですけれども、これにつきましては、県内多くの市で既にもう実施されているという、そういう時代に来ているということと、内容的には、保護者に対するもの、設置者に対するもの、さまざまなんですけれども、教育委員会といたしましても、子供への思いやり、保護者の負担軽減を考え、少し研究してまいりたいとは思っております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 幼稚園でも、最近は預かり保育というのがごくごく当たり前になっているんですが、私立ではかなり常識的になっているんですが、公立では、富里市は3園あって、向台幼稚園は2時から4時まで預かり保育やっていることを認識しておりますけども、あとの2園はどうなって、どのように考えているか、今わかっている範囲でお示しください。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 富里市の幼稚園の預かり保育の実施状況についてのご質問だと思いますが、まず、向台幼稚園は、既に預かり保育を実施しております。また、浩養幼稚園につきましては、23年4月から預かり保育を予定しております。これにつきましては、規則の改正に向けて、今現在、手続を進めているところでございます。 ということで、来年以降につきましては2園でという形になります。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 保育園と幼稚園が同列ではないことはもうよくわかっていますが、総合的に富里市の子供をどのように育てるのか。本当にメイドイン富里、富里に住んで、富里で育ってよかったというように思ってもらえる子供。就学前の幼児教育をどのような観点で、体制で戦略を立てていくのか。相川市長は次期も、3期目、意欲をお持ちのようでございますので、子供に対する、幼児教育、幼児の保育ということについて、お考えを示していただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) これから、子育てというのは非常に重要なことでございますので、当然、幼児に対する保育というものは大きな柱の一つと考えておりますので、今話されたことを十分精査させていただいて、やれるものはやっていきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 2番目の交通弱者支援施策についてお尋ねします。 富里市の取組について、現状と今後の見通しについて、さっきもちょっと話題になった総合計画の中に、これは前期計画というの、全員協議会で示されたところ、ずっと見ていっても、ちょうど50ページには、公共交通体系の拡充ということで三つ書いてありまして、一つは路線バスの維持・拡充、二つ目はさとバスの利便性の向上、3番目に新交通体系の確立ということになっていて、先ほども答弁の中で、今後も交通事業者と連携・協議して、維持・活用に努めていくということなんですが、そういうことは、さとバスをさらに発展・充実させていくということが主軸になるのかどうか、お示しください。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 端的に申し上げますと、さとバスが主軸ということでもありませんで、いわゆる限界があるわけでございまして、高齢化をにらんだ場合に、今、例えばデマンドにつきましても、ドア・ツー・ドアというようなのがもう常識化されていますので、さとバスだけに固執するというようなことではございません。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 他市、他県の取組についてどのようかということになると、今、インターネットが本当に普及していまして、いろいろ調べていくと、もう非常に多様なことがあると思うんですよ。私も実は6月議会でもお話ししています。この交通弱者支援については、同僚議員もいろいろな角度から取り上げています。それだけ関心が高い案件であるということはもうご案内のとおりですね。特に高齢化が他市に比べてまだ低いとはいっても、60から64歳のいわゆる団塊の世代が最多ですよね、今。富里市の人口で一番、分布を見ても、占める割合の中では多いと思います。これから10年後には、後期高齢世代が大多数を占めるということを示しているかと思います。この準備には相当多方面の政策が、戦略が必要になると思うんです。まして、駅のない富里市ですから、病院へ行くのに、気軽に行けない。また、買い物行きたいけども、買い物も行けない。行けないというか、たまにみんなで、車運転できる人がいるときに乗っけてもらうという、そういった日ごろのつき合いもかなり厳しい状況になってくると、気軽なお出かけがなかなかできないということもあると思うんですね。したがって、今あるさとバスは、先ほどの他の同僚議員の回答の中でも、私の回答の中にも、利用者数が減っているということで、何人かの方から話を聞くと、バス停までも遠いし、行きたいところは病院だったりスーパーだったりということなんだけども、どうもそこら辺がうまく機能してないということだと思うんですよね。 私は6月議会で、島根県の飯南町で、町が補助して車を購入して、自治会に無料で貸し出す。いわゆる自治会等輸送活動支援モデル事業というのを6月にも紹介させていただきましたが、今回、私ども会派で行った小高町のeまちタクシーで、さらに促進、早めていただく、検討をスピードアップしていただくために、さらに追い打ちをかけるように、企画課長にはこの資料をお示しして、今回、質問させてもらうよという話をしたわけですけども、路線バスの維持には、路線バスの会社としては、当然、営業にならなければ、路線バスは撤退します。そのクリティカルポイントといいますか、飽和する状態。何人乗っかってもらったらその路線は何とかできる。例えば、富里市には何路線かあって、その中の例えばA、Bは何とか収益がいいと。ところが、C、Dはどうも収益が危ない。Eになると、全く赤字だと。でも、総体としては、富里市の中でこの5路線をやっていこうという計画。これは交通事業者は当然の考え方だと思うんですが。もうかるところだけやって、もうからなくなったらもうその路線はどんどん切り捨てていくだけだったら、市民の足を担うという期待を大きく裏切るものですから、そういうバランスの中で考えなければいけないことは理解はできますけども、バスの運行があることによって、さとバスの運行に支障が出ているのではないかという懸念を示す方もいらっしゃいます。その辺はさとバスの事業者と、路線バスは千葉交通だと思いますが、その辺の問題はないかどうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 現在、さとバスは芝山交通に委託しておりますけども、競合しない形での設定になっておりますので、そういった意見はないというように思いますが。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 競合しないようにされているという趣旨は、それはもう当然なんだろうと思うんですけども、そのことによって、逆に市民の本当のニーズが行政として請け負えているのかどうか。その辺の認識はどうでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) その点につきましては、まあ一定のニーズはあろうかというようには思いますが、先ほど言った、それにはもう問題が含んでいるという。要するに、バス停という設定ですので、南部へ行きますと、自宅からかなり遠い方も当然いらっしゃいますし、そういった面ではすべてを賄っているという状況ではないのは承知しておりますので、そのニーズ。先ほどありました、高齢化含めたニーズというのは十分あるんだろうと思いますが、実際やってみると、どれだけ利用されるかというのはまた別の観点かと思いますけども、現状では十分というようには認識しておりません。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 十分ということでは認識はされてないということなので、それでは、改善に向けて鋭意努力をしていただくんだというように私は受け取りました。 それで、オンデマンドタクシーが完璧にいいとかいうことを私は言うつもりはございませんが、やはり勉強してきたことなので、少々、その取組の効果というのをこの資料の中からちょっと読ませていただきたいと思います。 取組の効果として、自立支援効果、高齢者の外出機会の増加による生きがい創出と健康の維持。いわゆるタクシーを利用することで、知り合った友人宅を訪問したり、生涯学習やカルチャー教室を受講したりと、高齢者同士の交流と生きがい創出に寄与している。また、低料金のため、短期間に集中して通院することが可能となり、病状の早期回復による健康の維持や、将来的に老人医療費の抑制も期待できる。さらに、孫の保育園、幼稚園の送迎に利用しているという方もいらっしゃる。特に女性は、これはお話を聞いた方のお話なんですが、特に女性は、出かけるということでお化粧して出るという、こういったことも女性にとっては非常によい効果が出ているのではないかということを感想として言われたことが非常に印象的でした。最近、利用者の多い午前の便を避け、比較的あいている午後の便を利用するなど、時間あるいは目的などで利用の工夫をする高齢者もふえてきているということなんですね。 そういったことで、市民の目線からすると、これは非常にいいということがあります。ですから、まさにこの目線が必要なんだと僕は思うんですよ。公共交通の事業者のことを考え過ぎることによって、場合によっては市民に我慢を強いている、不便を強いているということはないのだろうかというように私は非常に感じています。 その辺のこういった資料を部長もお読みかと思いますが、これについてのご感想はどうでしょうか。取り入れは可能かどうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 実は、隣の酒々井町のモデルも、小高区の成功実例がモデルになっているところでございますので、また、これのいいのは、協働の理念ではありませんけども、市以外の商工会、酒々井町は社会福祉協議会でございますけども、そういった新たな、行政とは違う分野で担っていただけるというところは大変いいというように思います。 それから、先ほどの女性、高齢者の方が8割ぐらい利用されているというようなことも伺っております。お化粧につきましても、介護でもお化粧はいいということも言われていますので、まさに移動権、国が次期通常国会に出そうしている交通基本法ですか、そういった中にも生存権に根拠が求められるような内容のものも考えられておりますので、そういうことは国民の移動権という、市民の移動権につきましても非常に大事な観点だというように思っています。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) オンデマンドタクシーいきなり言っちゃって、オンデマンドタクシーが何かというのをご存じない方は大変申しわけないなと思っておりますけども、これは、市内を100円料金でタクシーを、駅で待っている待ち時間を買い上げて、1日幾らで買い上げて、それを無線通信で、うんと近距離の市内は100円、ちょっと遠い距離でも300円ないし400円で、タクシーを利用して、小回りがきく交通機関だということなんですね。 この動きが全国的に非常に広まっていて、当然、行政の方たちはご存じだと思う。国土交通省でも大分いろいろ、調査をするための資料集めをしたり、報告書を、調査をつくっているようですけれども、デマンド交通に対する市町村の期待及び検討材料の必要性を国土交通省も考えて、資料を作成しているようです。私は全部は見ておりませんので、どこまで言えるかわかりませんけども、デマンド交通導入に対する効果についてとか、ヒアリングなんかでも、地域の概況も背景に必要でしょうし、導入の背景、目的、それから効果と負担、プロセスと調整、成果、課題、こういったことがきちっと整理されて、行政側でも庁内で合意をとり、何よりも市民がどういう交通体系を必要としているのか。いろんな選択肢を占めながら協議を進めてほしいなというように私は考えておりますが、その持っていき方というのはどのように考えていらっしゃるか、お示しいただけますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 基本的にまず実態把握という部分がございまして、先だっての市の公共交通会議の中でも国の方が申し上げられたところでは、地域によって高齢化の度合いが違うでしょうとか、車の保有台数の問題とか、基礎的な部分はございますけども、市民のいろんな団体の方、いろんな利用者の方の意見を聞くというのがまず第一かというようには認識しておりまして、そこまでの工程表というのはまだつくり上げておりませんけども、そういう作業にはかかりたいというようには思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 総合計画のこの間の資料の中でも、転居したい理由のトップに、通勤・通学が不便だというのがありましたから、このことを放置しておけば、今、5万人いますよといっても、ずるずる減りますよね、駅のない市ですから。でしたら、我々が持続可能な富里市として生き延びていくためには、このことは非常に重要な課題だと思います。 そのことを前提に、市民のボランティアの参加と行政の責任についてということでちょっと触れておきたいんですけれども。 今、ボランティアセンターが担っている機能は、主に交通弱者のために富里市社会福祉協議会の中にボランティアセンターというのがあって、そこが取りまとめてやっていますけども、この機能、現状でいいのかどうか。その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 移送に関する部分で約36パーセントほど担っているということは資料から感じ取っていますが、先ほど申したように、協働のまちづくり条例の理念の中で、補完性の原理というか、第3条というのは当然出てきます。ですから、自助、共助という部分、公は最後というような意味合いもありますが、ボランティア活動というのは、進んでやる方の意気込みでございますので、それは大切にしなければいけないというように思いますし、すべて行政としての責任でというのはなかなか難しいのではないのかなというような認識でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) それはおっしゃるとおりで、行政の合法的な責任逃れという言い方されてもしようがない部分もあるぐらいに考えていただかないと困るんですよ。ボランティアさんがいてこれが成り立っていまして、ニーズはふえていく。でも、ボランティアさんの数がふえなければ、それはかなりハードルの高いことになるんです。これは社会福祉協議会がやっているから知らないよと言われちゃうと、社会福祉協議会に補助金出しているわけですから、市だって口出ししてほしいわけですよ。そういう意味合いからして、もっともっとボランティアをふやす。まだまだ若いけれども、会社を退職せざるを得ない状況の方、元気な方もたくさんいらっしゃるわけですから、そういうところに働きかける。とにかく、一定の体系的な交通システムができるまでのつなぎとしては非常に重要な位置を占めているんだと僕は思います。このことをきちっと市のほうもバックアップするということが必要だと思いますけども、それはやはりだめですか。やりません。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 私だけで答えられない部分も当然ありますけど、今のボランティアの方については、傷害保険とかいろいろ補助金で人件費相当も出しているわけでございますので、その辺についても裾野が広がるということは重要だというように思っていますので、何らかの方策は検討したいというように思いますが。 ○副議長(猪狩一郎君) 窪田 優君。 ◆(窪田優君) 最後に、市役所の都合優先から市民の都合優先に、情報収集は引き続き、実現を求めていきたいと思いますけども、もう一度、市長、交通問題について、市長の考えをお示しいただければ。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 決まりきったことをやっているとだめなんで、考えてみても、さとバスを2台何でここへ置いておくんだろうと考えるときは私もあります。1台は両国へ置いて、1台はバスターミナルのところへ置いたらどうだろうというようなことも考えたこともありますし、今聞いている範囲においては、やはり求めるところへ行ってない、行きたいところへ行ってないから乗らないというように私も理解しておりますので、その点は、先ほど言ったように、買い手市場でありますので、求める、どこへ行きたいんだということを主体にしてこれから考えてもらうようにしていけば、もう少し改善できるのかなと。 先ほど言ったように、富里市で足の確保がないと人口が減るんだよというのもわかっておりますので、ぜひ、一番大事な仕事として取り組んでいきたいというように思いますので、よろしくお願いします。 ◆(窪田優君) 終わります。 ○副議長(猪狩一郎君) これで窪田 優君の質問を終わります。 しばらく休憩します。        午前11時51分 休憩       ……………………………………        午後1時00分 開議出席議員  19名欠席議員   1名 杉山治男君 ○副議長(猪狩一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、布川好夫君。          (布川好夫君質問者席) ◆(布川好夫君) 通告に従いまして一般質問させていただきます、公明党の布川好夫でございます。 (1)少子高齢化事業について ①子ども手当について ②敬老会の運営及び祝品について (2)医療費軽減について ①ジェネリック薬品について (3)空家管理条例について ①空家対策について (4)市民サービスについて ①出前講座について ②市民大学校講座について 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 布川議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、少子高齢化事業についてでございますが、現行の子ども手当制度につきましては、平成22年度に限っての時限立法であることから、平成23年度以降の子ども手当制度につきましては、新たな法整備が必要であり、今後、国会で議論されることとなりますが、一部報道等によると、財源については、現行のとおり、地方自治体に負担を転嫁するとの考えや、保育所などの現物サービスの拡大、所得制限の設定、3歳未満の子供に手当を増額するなどの制度見直しについての考えが報じられております。 今後の動向を注視しておりますが、市としましては、財源については地方に負担を転嫁せず、全額国費で賄う制度を希望しているのが実情でございます。 次に、敬老会の運営及び祝品についてでございますが、敬老会の運営につきましては、例年、市主催で、関係機関のご協力を得まして、中央公民館において開催しております。 今年度は、今後の敬老会をどのように実施していくことが望ましいかを考える材料としまして、敬老会に関するアンケートを行いました。その結果を踏まえまして、敬老会終了後の10月に敬老会検討を開催した結果、平成23年度は、今年度と同様に、75歳以上の方を対象にご案内を申し上げ、市主催で敬老会を開催いたしますが、平成24年度敬老会は、各地域での開催も一つの案として検討してまいります。 祝品につきましては、毎年、敬老祝品審査会を開催し、ここ数年は、家庭用食品セットを選定し、対象者のご自宅に配送する方法で届けております。また、祝品の要望としまして、商品券を配付してほしいとの声も以前からございましたので、敬老会検討会でご意見をいただき、平成23年度の祝品については、商品券を配付することで決定しております。 次に、医療費軽減についてのご質問でございますが、ジェネリック医薬品につきましては、医療費抑制に向けて有効な手段であると考えております。対策といたしましては、国民健康保険被保険者に対し、国保年金課及び日吉台出張所の窓口においてジェネリック医薬品希望カードを配布しており、市ホームページ及び広報紙においても周知に努めております。 また、平成21年11月13日付で、市内医療機関に対し、ジェネリック医薬品の普及促進に努める旨通知するとともに、ジェネリック医薬品に関するご案内を掲示していただけるよう依頼しております。 次に、空家管理についてでございますが、富里市においても、今後、高齢者世帯や高齢者のひとり暮らしが増加し、これに伴い、空き家もふえていくというような現象が進みつつあるのではないかと思われます。 空家対策は、民地ゆえに、あくまで所有者の責任において対応していただく問題ではありますが、火災発生など、防火上の問題を初め環境衛生上や防犯上の観点からも、関係各課及び関係機関との連携により対応していかなければならない問題でありますので、他の自治体における取組事例や条例等を参考に、調査・研究を進めてまいりたいと思います。 次に、市民サービスの出前講座についてでございますが、行政の透明性の向上と、市民の皆さんとのコミュニケーション型行政の推進に向けた取組として、とみさとふれあい講座を平成16年度から実施しているところでございます。 平成21年度の講座の実績につきましては、実施件数28件で、参加者は713人でございました。この講座は、市民の皆さんが主催する学習会などに市の職員が説明員として出向き、暮らしに役立つ情報やわかりにくい行政の制度などを説明するものであります。 講座の内容については、各種制度の改正や市民の皆さんのニーズなどによりまして、毎年度見直しを行ってきております。また、講座の周知は市の広報紙に掲載しているほか、市のホームページにおきましては、人気のある講座などについての情報もお知らせしているところです。 今後とも、出前講座につきましては、市民との協働のまちづくりを進めていく上で大変重要であると考えますので、一層の充実に取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 教育長、山中 忠君。          (教育長 山中 忠君登壇) ◎教育長(山中忠君) 布川議員の一般質問にお答えいたします。 市民大学校講座についてでございますが、市民を対象にした総合的な学習の場として、各自治体ではいろいろな取組を行っております。 本市では、近年の急激な社会環境の変化に順応した能力を身につける学習の場として、創年セミナーという名称で実施しております。今年度は、7月から2月までの8カ月間で15回の講座開催を予定しており、34名の方が申し込みをされました。 主な内容としては、富里の歴史・文化に関する講座や、消費者問題等に関する講座などを行っており、講座の3回目には、放送大学と連携し、公開講座を実施しました。 今後も、創年セミナーの開催に当たっては、時代に即した内容の提供に努めるとともに、参加者の意見を聞きながら、多くの市民に参加いただけるよう、魅力ある講座の提供に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 大変ありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。 まず初めに、子ども手当についてなんですが、子ども手当が今年度から支給されているということでございますが、実際に対象人数と、もう既に申請されている人数、また残っている人数について、わかれば教えていただきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 子ども手当の状況でございますが、11月26日現在でございますが、公務員とかビザなし外国人等を除きまして対象児童人数でございますが、6,472人でございます。認定児童数が6,395人、認定児童率は98.8パーセント、未申請の児童数は77人でございます。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ありがとうございます。 98.8パーセントということで、実際にまだ申請をしてないという方が77名おいでだというようにお伺いしました。この77名の方というのは、どういった理由で申請がされてないかのというのはおわかりなんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 77名の未申請者に対しましては、対象となる子供がいる世帯に個別通知を8月中旬と9月中旬の2回行いました。その中で、自分は公務員世帯であるので、職場で手続を済ませているなどの連絡をいただいた世帯も多くございましたが、現在、未申請世帯となっている世帯につきましては、連絡等もないことから、理由につきましては把握できない状況でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) そうしますと、この77名の方は、最終的にはわからない方もいるということですね。 それで、実際に、子ども手当というのは、生活、また子供を産み育てる上で必要だというようにお聞きしていますので、できる限り100パーセントに近い受給を目指すべきではないかなというように僕は思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいなというように思います。 それと、報道等で、外国人の子供を国外で扶養していると。そういった方が富里市では申請されたということがあるのか、ないのか、ちょっとそこの点だけはお聞きしたいと思うんですが。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) この件につきましては、調べて、後ほどお答えさせていただきます。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも、以前はかなり報道等でも問題になっておりましたので、教えていただければと思います。 次に、平成23年度は、先ほどの市長の答弁でもございましたが、仮に、現行制度で3歳未満の子供に7,000円を上乗せするという報道があるわけですが、実際にそういう7,000円が上積みになったときに、地方の負担というのはどのぐらいふえるものなのか、またふえないものなのか、その辺についてお伺いをしたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 平成22年度の子ども手当制度の地方への負担の転嫁は、児童手当法に基づき支給される場合の地方負担の範囲とされており、子ども手当制度により新たに増額となったものは、全額国庫負担とする考えになっております。 したがいまして、仮に3歳未満の子供に対して7,000円が上乗せされ、増額となった場合、現行制度の考え方からしますと、児童手当法による金額ベースから増額されるものでありますので、市の負担の増額はなく、上乗せされた分の全額は国庫負担となるのが相当と考えております。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ということで、7,000円あっても、地方の負担はないと。ただ、ここで、現行制度の児童手当が残るということで、以前にも私、子ども手当については、地方負担は民主党のマニフェストなので、ぜひとも国庫負担でやっていただきたいというお話をさせていただいたと思うんですが、これは市長におかれましては、国に対し、明年度の子ども手当は地方に負担を転嫁せず、全額国庫において行うべきと僕は強く主張するものでありますが、市長はどのように国に対して主張しているのか、その辺の決意をちょっとお伺いしたいなと思うんですが。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 議員おっしゃるとおりに言っております。それは間違いありませんので。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも国に対して、やっぱり今、地方分権とか地方主権とかいうような形で言われておりますので、市長のリーダーシップでまたぜひとも国に対して上げていただきたいなというように思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、敬老会の運営及び祝品についてお伺いいたします。 市で開催されています敬老会は、75歳以上が参加対象で、地域をおおむね二つに分けて、2回開催しております。毎年楽しみにされている方も多いと伺っております。 そこで、対象者及び参加人数を確認したいんですが、おわかりになればお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 平成22年度は、対象者3,399名で、1,172名の方が受け付けをしました。また、本年度につきましては、対象者3,498名、そのうち1,060名の方が受け付けをしております。 なお、実際に会場に入られた方は、おおむね650名でございます。 また、来年度の対象者は3,979名と見込んでおります。 以上です。
    ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) そうしますと、今おっしゃられました平成21年度は、対象者が3,399名、そして平成22年度は3,498名、明年の平成23年度は3,979名と見込んでいるということでよろしいんですかね。 これから先、先ほどの市長答弁でもありましたけれど、高齢化が進み、また、参加対象者が年々ふえてくるということを考えますと、公民館1カ所でやるというのはいかがかなという部分があるわけですけれど、開催については、明年は公民館でやると。それ以降については地区でという考えがあるというようにお伺いをしているんですが、その辺については、もう一度ご答弁をいただきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 印旛管内の市では、成田市と白井市で、一つの会場で実施しているようでございますが、佐倉市と八街市につきましては、社会福祉協議会に委託して、小学校ごとに開催しているようでございます。また、四街道市では、地区主体で実施しているようでございます。 今後、地区の開催につきましては、関係する方々と協議・検討していきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも、対象者もふえるということもございますので、ちょうど考えるときではないかなというように思いますので、地区でできるのであれば、地区に行っていただければなというように思っておりますが、明年は公民館でやられるということで、市の開催をもし平成23年以降も続けるようなことがあれば、非常に今、市民の高齢者の方から足の件でかなり言われているんですね。公民館に行くのに非常に大変だと。私の地元でも、敬老会があると、ボランティアの方が回送してこちらの公民館までつれてきてくれると。終わりごろにまた回送するというような状況があって、非常に苦慮するところがあると。特に日吉台の大型団地とか、また大きな団地におきましては、市バスの利用やさとバスの利用を敬老会があるイベントに合わせて運行させてはいかがかということで市民の方から言われるわけですけど、その辺についてはいかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) ことし5月の敬老会検討会でも、送迎バスが話題にはなりましたが、敬老会の時間に合わせてさとバスを運行するには、現行とは別の契約が必要となること、また市バスを利用し送迎を行いましたが、利用者が少なかった経緯がございます。さらに、一部の地域だけの運行では不公平になるとのご意見もあることから、市内全域に送迎バスを用意することは難しいと考えております。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも、市民の声がありますので、市バスとさとバスだけでなく、地元のバス会社とか、そういったものも含めまして検討していただければなというように思っておりますので、その辺はよろしくお願いしたいなと思います。 それから、先ほどの答弁でもございましたが、商品券を来年度から祝品として配付を決定したという市長答弁でございました。私ども公明クラブとしても以前から要望してまいりましたが、来年度から実現できるということは大変楽しみにしております。また、関係各位の皆さんにおかれましては、ご苦労を察するところでございます。昨日も、他の議員から商品券について質問がございました。商工会と協力し発行される商品券が望ましいのではないかというように私どもは思っております。お一人の受け取る商品券の金額について、わかれば教えていただきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 来年度予定しております商品券の金額は2,000円で進めております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 2,000円ということで、非常に喜ばしいことかなというように思っているわけですが、これと並行に、米寿や100歳のお祝いということで、当市も祝品を贈るということでやられているわけですけれど、これについて、本市の考え方をちょっとお伺いしたいなと思うんですが。まず、他市との違いですね。どのぐらいお祝いが違うのかというのを教えていただければなと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) まず、当市におきましては、敬老祝品、あと、結婚50周年の夫婦の方々にはめおと茶碗、また、満99歳から100歳の方には商品券2万円を贈呈しております。 近隣の市ですと、成田市が祝い金として、75歳から76歳の方は5,000円、77歳から89歳で7,000円、90歳から99歳で1万5,000円、100歳以上は3万円。あと、佐倉市では、平成20年はタオル、満90歳でカタログギフト3,000円と聞いております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今のお話の中で、本市におきましては米寿という88歳のお祝いがちょっと含まれてないとある市民の方から言われたんですけれど、成田市に行くといただけると。そういった部分について、検討できるようであれば、ぜひとも88歳にお祝いをということで考えていただけないかなというように思うわけですが、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 当初予算につきましては、現在は枠配分方式で行っております。健康福祉部でそれだけの金額が、財源が調達できれば、考えたいと思っております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 市長に伺いたいんですけれど、88歳の米寿のお祝いということではいかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 地方でいろいろな祝いの出し方、あるいは節目節目にだけやるというところもあるようでございまして、富里市は一応75歳以上全員にやっているんですけれども、88歳も考えることは考えなければいけないなとは思っております。ただ、今言ったとおり、枠配分でありまして、これは部長の権限でありますので、今言ったように、その枠の中で配分できればやるということになろうかと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今お聞きしますと、部長の権限だそうですので、ぜひとも部長の権限でよろしくお願いしたいなと思いますので、考えておいていただければと思います。 じゃ、次に、ジェネリック薬品について伺いたいと思います。 ジェネリック薬品は、正式には後発医薬品で、巨額の研究費を投じて開発された新薬、いわゆる先発医薬品の特許が20年から25年で切れた後、厚生労働省の承認を得て、他の製薬会社が同じ成分で製造した医薬品のことであるわけですが、研究開発費がかからない。単価は、先発医薬品に比べ、2割から7割安くなっているとも言われております。 最近では、テレビやCMなどで宣伝が目立つようでございますが、このことで市民の方から、ジェネリック薬品希望カードが届く方は特にですね、方から、ジェネリック薬品というのはどういうものなんだというようによく言われるわけですが、その辺について、ジェネリックの取組と市の取組ですね、これについてちょっとお伺いしたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) ジェネリックにつきましては、医療費抑制に有効な手段でありまして、ジェネリック希望カードの配布や広報ホームページで周知するとともに、市内医療機関に、普及促進に努める旨の通知とジェネリックに関するご案内の掲示を依頼したところでございます。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 厚生労働省では、ジェネリック薬品の研究は、まず患者負担の軽減、そして医療保険の財政の改善に有効であると。また、諸外国と比べると、普及率がかなり日本はおくれていると。平成24年までにジェネリック薬品の数量のシェアを30パーセント以上にするという目標を掲げているわけでございます。 そこで、ジェネリック薬品を扱っていない、当市における病院があると伺いますが、それに対してどのように対応しているのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 国では、医療機関に対しまして、30パーセントをジェネリックに変更するように通知しているところでございます。医療機関で受診される際に、ジェネリック医薬品に変更できるか相談していただくしかございませんが、病状によっては変更できないものもあったり、ジェネリック医薬品の在庫がなかったりという話を医師や薬剤師から伺っております。 国保運営協議会の中でも、医師会や薬剤師会からもご出席いただいておりますので、ご意見をいただきながら普及促進に努めてまいりたいと思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今、30パーセントで厚生労働省は目指しているということで、富里市の取組をお伺いしたんですが、医師会やまた薬剤師の方に伺いながら推進をするということでご答弁はいただいたんですけれど、厚生労働省の調査結果では、ジェネリックの普及率は、9月現在あたりで20.2パーセントとなっているというようにお伺いしているんですが、富里市はどのくらいか、掌握はされているんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) どのくらい処方されているかにつきましては、把握することができません。レセプト総件数が年間に約20万件、うち調剤レセプトが年間約8万件ございます。実際の数を把握するためには、ジェネリック医薬品を処方しているかどうかにつきまして、レセプトの内容を1件1件審査しまして、どの薬がジェネリックに該当しているかを確認しないとできませんが、現実的には不可能でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 何か不可能だというお話をいただきました。 本市における国保の医療費総額というのはおわかりになりますかということと、そのうちの薬剤にかかる費用分というのはどれぐらいかかっているかというのはおわかりになりますかね。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 薬代でございますが、平成21年度ですと、約6億9,000万円、6万5,831件でございます。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今、薬代としては5億9,000万円がかかっているというようなご答弁でございました。先ほどのお話ですと、これがジェネリックに推進すると、かなりの効果があるというように言われているわけですけれど、薬によっては20パーセント、又は高いものでも70パーセントぐらいの薬代で済むという、そういったことを考えると、5億円のうちの、ジェネリック30パーセントも推進すれば、多分1億円近いがお金が浮いてくるのではないかなと思われるんですけれど、市長、どう思われますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) ジェネリック医薬品に変更した場合の差額を通知している市町村はございますが、富里市では通知は出しておりません。 ジェネリック医薬品の取り扱い状況につきましては、国保運営協議会の中でも、医師や薬剤師から実態を聞いております。ジェネリック医薬品に変更できない場合、カプセルの溶けぐあいによって薬が合わない場合、医師が処方する際に通常の薬のほうがよいと判断する場合、ジェネリック医薬品の在庫がない場合など、さまざまな理由でジェネリック医薬品に変更することができないことがあるようでございます。 現在は、ジェネリック医薬品に変更したいという方は、まず医師に協力をいただくことになりますが、ジェネリック医薬品の在庫があって、かつ医師が処方せんにジェネリック医薬品に変更不可と記入していかなければ、薬局で変更することも可能だということでしたので、医師がジェネリック医薬品を処方しない場合は、薬剤師に相談することも一つの方法だということです。 また、ジェネリック医薬品の数量がふえてくれば、処方される割合もふえてくると思います。 市としましても、まずは医師や薬剤師に協力をいただかなければ普及していかないと考えております。差額通知につきましては、患者と医師、薬剤師の間でトラブルのもとになる可能性があり、まずは希望カードの配布や各医療機関への普及促進の通知を行ったところでございます。 また、ジェネリック医薬品は、薬の成分はほとんど一緒と言われておりますが、カプセルの溶けぐあいなどが違う場合に薬のききぐあいが違ってくるということで、実際にジェネリック医薬品を飲んだ方が、薬がきかないということでもとの薬に戻してもらったというようなことも聞いております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 非常に今、懸念されている部分をご紹介していただいたわけでございますが、これは多分、財政的にも、保険料から3割負担をとられているわけですので、ジェネリックを使うことによってかなり効果があると思うんですね財政的に。その辺はぜひとも、今おっしゃったこともありますけれど、よく研究をしていただいて、まず患者の皆さんの負担軽減にもなりますし、また医療費抑制という観点からぜひとも。富里市は徴収率も低いです、国保に関しては。とるほうも低いのに、出すほうも大盤振る舞いで出すのではなくて、やはりその辺も含めて研究されるというのが大事なことではないかなと思いますので、どうかその辺だけはよろしくお願いしたいなと思います。いかがですか、市長、その辺の決意というか。お願いしたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 国民健康保険はもう制度疲労そのものだなというように思っておりますので、十分研究をさせていただいて、薬代が安くなれば国保も安くなると思いますので、研究させていただきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それでは次に、空家管理条例についてということでお伺いします。 前回の定例会でも、同僚議員から空き家についての条例についてのお話があったわけですが、その後、実は空家の火災が富里市内であったというようにお伺いしているわけですが、空き家で火災が起きるということが、空き家の隣に住んでいる方が非常に不安でしようがないというようにお伺いしているんですね。これを抑制するためにどうしたらいいのかというのが、所沢市では空家管理条例というのをつくって、推進をこの10月1日からされているということがありますので、ぜひ、先ほどの答弁でも、高齢化社会には空家もかなりふえてくるというようなお話もされておりましたので、ぜひともその辺は管理条例をつくり、しっかり市民の生命と財産を守るべきではないかなと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 現行の火災予防条例の中での対応という問題もありますが、限界もあるというように思います。 それから、今、ご指摘のあった所沢市の問題もありますが、各市のその種の条例を見ますと、目的がある程度はっきりしているものが多いですけども、山武市などはある程度盛り込んだ形で、放置自転車まで入っているというようなところもありますので、それについては、似たような条例をつくるというのではなくて、パッケージといいますか、汎用ができるのであれば、そういうような形も研究していきたいと思っています。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも、高齢化社会を迎えるに当たって、隣が空家ですと、かなり不安を感じる部分がたくさんありますので、よろしくお願いしたいなというように思います。 次に、出前講座についてお伺いいたします。 先ほど、出前講座を年間700名以上の方が利用されているということでございますが、ここ近年、新しい講座を開設したというのが何件かあるかと思うんですが、ここ一、二年、新しい講座を開設したというのを教えていただきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 新しい講座といいますか、追加になったもので、例えば平成19年度だと、地域包括支援センターの役割についてということ、高齢者福祉課でございますが、それから都市計画課の中では地震からわが家を守ろうというようなもの、それから、平成21年度になりまして、企画課のほうでは協働のまちづくり条例についてと。それから、平成22年度になりまして、地域で自分らしく生きるためにという、富里市の高齢者福祉ということで、高齢者福祉課の関係等々がございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 新しいのも何件かやられているということでございますが、その新しい講座に参加されている人数というのは、最近、わかりますかね。 ○副議長(猪狩一郎君) 休憩します。        午後1時40分 休憩       …………………………………        午後1時41分 開議出席議員  19名欠席議員   1名 杉山治男君 ○副議長(猪狩一郎君) 再開します。 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 済みません、お待たせしまして。 今言った新しい部分については、まだ講座の状況はございません。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも市民のニーズに合った形で講座の開設をお願いしたいなというように思うわけですけれど、先ほど、ジェネリックの件でちょっとお伺いしたんですが、こういうのを講座にするという考えはあるのか。また、そういうのも含めて新しいのを考えるときに、市民のニーズというのを考えられるような形というのは考えられないのかということについてはいかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 市民の方のお聞きになりたい情報とかいろいろ、その時々であろうかと思いますので、そういった場合については臨機応変に対応できるように、講座についても検討していきたいと思いますが。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも、新しいのやっても、だれも講座に参加できないようでは、何か場当たり的で、また、市の執行部側の観点だけでやっているのかなという気がしてならないわけですけれど、やはり今の時代に合った形の講座を市民に提供して、しっかりした部分。それがまた財政にも影響するわけですから、そういうのをやるべきではないかなというように私は考えますし、また、講師の方も、協働のまちづくりというのを考えますと、市の中にはいろんな方が、人材がおいでだと思うんですね。そういった方を使うことによって、非常に財政的にも緩くなっていくのではないかなと思いますので、その辺についてもう一度ご答弁をお願いしたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 先ほど、出前講座につきましては、地元の例えば小学校区で要請があったり、そういうことで行くケースが多いわけでございまして、新しい人材の発掘ということでございますと、協働のまちづくりについての推進計画、その中での委員会委員の方でもそういうようなご指摘もございましたので、努めていきたいというように思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) あともう一点、出前講座についての条件なんですね。申し込みできる団体等は10名以上で構成するというのがあるわけですが、ある方が講座を申し込んだら、10名に満たってないからやめちゃったとか、そういったことも非常に懸念される部分があるわけですけれど、こういったのについて改善されるお気持ちはありますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) それについても、ニーズがあるのであれば、そういうことでおこたえしていきたいというようには思いますが。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 10名以下でも可能だというようにお伺いしましたので、ぜひよろしくお願いしたいなというように思います。 次に、市民大学校について何点かお伺いしたいと思います。 先ほど、教育長答弁で、創年セミナーが開催されているというお話でございまして、1年間で34名近い方が受講されているというようにお伺いしたわけですが、いろんな講座があって、全部、皆勤で参加されている方というのはいらっしゃるんですかね。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 皆勤で参加されている方につきましては、おられません。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 中にはいろいろ、裁判員についてとかいろんなセミナーがあって、興味があるのについては非常に参加するけど、それ以外はなかなか参加ができないというような形ではないかなというように思うわけでございますが、経済環境建設常任委員会でこの11月に視察に行かせていただいたところがあるんですが、そこは農業を基調として、野菜づくりに大学校制と言うんですか、そういう形で8カ月を通して野菜づくりを教えているというのがありまして、富里市というのは、基幹産業は農業という形で言われているわけですけれど、先ほどの創年セミナーというのも非常に大事なことだなとは思うんですが、そういう農業を基調とした大学校というか、また農業従事者を育てるというのも一つの目的、また高齢化社会に向かって、自分で自分の野菜を育てたいという、そういった方をぜひとも育てられるような、富里市に合った生涯学習みたいなものをつくるべきではないかなというように思って視察から帰ってきたわけですが、その辺については。何か聞くところによると、県で農業の何かやられているというようにお伺いをしたわけですけど、その辺についてはいかがですかね。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) ただいま、県の話が出ました。確かに富里市の基幹産業は農業という形で、毎年、県のほうで農業経営体育成セミナーというのを開催しています。これは印旛郡市内を中心としてやっているわけなんですけど、その中で新しく農業をやりたいという方を対象にしてやっているんですけど、富里市のほうも毎年、そちらのほうを紹介して出ております。この中身につきましては、基本研修、専門研修、総合研修という三つのコースがありまして、富里市からは、本年度につきましては10名参加していると。印旛郡市の中では富里市が約3割を占めておりまして、県のほうでも富里市の地域農業者に対して大変期待しているというような状況になっているかと思われます。 一方、農業をやりたいという方は確かにいらっしゃるかと思います。ただ、それに関しては、農業に対する一人一人の度合いといいますか、それが例えば家庭菜園、あるいは本当に本格的にやりたいんだというような方もいらっしゃるかもしれません。そういう中で、それを一律にという形にはなかなか難しいかと思いますので、県とのタイアップ的なものもありますので、農家を新たにやっていきたいという方たちについては、経営体育成セミナーのほうにできればお願いしたいと。あるいは、家庭菜園とか、そういった対応であれば、現在ある出前講座か、あるいは既存のセミナーかわかりませんけど、そういった基礎的な形の講座の中で取り入れて、講師にはやはり農業にたけた方を講師として、市民ボランティアになるかどうかわかりませんけど、そういった形の中で対応していくのも一つの方法ではないかなというように思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今、部長は、出前講座でやられるというようなお考えで答弁されたんですか。もう一度、そこだけお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 既存の出前講座あるいはセミナー等があれば、それを生かした形の中での対応も考えられるのではないかと。そういったことで予算の軽減にもなりますしということでございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 何でこういう話をしたかというと、東七栄に私住んでいるんですけれど、私の周り、かなり高齢者の方がおいでで、農家というか、家の近所で畑をちょっと借りまして、ナスやまたキュウリ、それとかジャガイモとかつくるんですね。自分で育てるということが非常にうれしくて、68歳を過ぎた方ですけれど、できたからって持ってきてくれるんですよね。布川さん、これおいしいから、自分でつくったから。キュウリ、こんな曲がっているのを持ってきてくれるんですけれど、そういうのを持ってきていただいているに当たって、何で曲がっているというのも失礼なんですけれど、もう少し勉強すれば、多分もっと立派な野菜ができるのではないかなと。そういうのを教える市民との触れ合いの場というか、そういうのがあっても、市としていいのではないかなというように僕は思うんですね。それを受講することによって、多分その方は、自分で畑をつくるに当たって、かなり立派なものもできるんではないかなという気はしているんですけれど、そういったのというのが今部長がおっしゃられた出前講座で可能なのかというのを非常に疑問視するわけですが、その辺はいかがですかね。 ○副議長(猪狩一郎君) 細野経済環境部長。 ◎経済環境部長(細野明君) 市民の需要等もあると思います。そういう中で、どういうかかわりがいいのかというのは研究してまいりたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひともそういう形で研究していただきまして、出前講座と言わず、富里市の農業が基幹産業ということもありますので、合った大学校とか、また講座という部分でやっていただければなというように思いまして、私の質問を終わらせていただきます。 大変ありがとうございました。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 子ども手当の外国人の受給者の件でございますが、175名の子供さんが受給しております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) これで布川好夫君の質問を終わります。 次に、高橋益枝さん。          (高橋益枝さん質問者席) ◆(高橋益枝さん) 高橋益枝でございます。これから一般質問をさせていただきます。 (1)福祉の推進について ①不育症について ②手話通訳の配置について (2)教育問題について ①防犯メールについて ②いじめについて (3)安心できるサービス、計画について ①公共交通について  ア 酒々井駅までのその後の進捗状況は。 ②男女共同参画について 以上です。よろしくお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さんの質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 高橋益枝議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、福祉の推進についての不育症についてでございますが、妊娠経過の途中で不幸にも流産や死産を繰り返してしまう病態である不育症につきましては、最近、その原因の研究が進む中、専門的な治療により無事に出産ができる方もふえてきていると聞いております。 全国の自治体の中で岡山県真庭市が、不育症の検査や治療の費用について一部助成を始めたとのことですが、本市の対応につきましては、市内の実態の把握並びに国や県、及び近隣市町の動向を踏まえ、検討してまいりたいと思います。 次に、手話通訳の配置についてでございますが、聴覚障害者及び音声又は言語機能障害者の相談などにおいて、手話等により意思の疎通を容易にすることで聴覚障害者等の福祉向上を図るため、現在、市役所内社会福祉課に週3回、非常勤の手話通訳者を1名設置しております。 また、手話通訳者不在時や休日、夜間に、手話や要約筆記が必要な場合につきましては、社会福祉法人千葉県聴覚障害者協会に委託し、手話通訳者等の派遣を実施しております。 次に、公共交通に関する酒々井駅までのその後の進捗状況についてでございますが、第一小学区内の市民の皆様からの嘆願を受けまして、昨年10月に代表者と、川崎市宮前区内で運行されている、自治会運営によるコミュニティバスを視察し、課題や問題点について、引き続き地域と市双方で検討しているところでございます。 本市におきましても、酒々井駅を含めたご要望などにつきましては、地域公共交通会議におきまして、今後のさとバス運行のあり方も含めた、新たな市全体の交通体系の中で検討してまいりたいと考えます。 次に、男女共同参画についてでございますが、男女共同参画社会基本法に基づき、本市における男女共同参画を推進するため、平成15年3月に富里市男女共同参画計画を策定し、計画書に示した67の施策を実施してきたところでございます。 今後の取組といたしましては、現計画の期間が平成24年度までとなっておりますので、現在、千葉県で策定しております千葉県男女共同参画計画第3次などの動向を把握しながら、来年度より本市の次期計画について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 教育長、山中 忠君。          (教育長 山中 忠君登壇) ◎教育長(山中忠君) 高橋益枝議員の一般質問にお答えいたします。 まず、防犯メールについてでございますが、教育委員会では、平成20年度から学校情報共有システムを導入し、各学校に登録された保護者に向け、教育委員会を通して、各学校から不審者情報などをメールで配信しております。配信する情報としては、成田警察署などから提供された不審者情報や気象状況による臨時休校などです。 本年9月から、総務部総務課では、広く一般市民への情報提供を目的として、成田警察署からの情報をもとにした防災・防犯メールを配信しています。しかし、学校から配信する情報を総務部総務課が運用しているシステムに取り組むことは、現在、難しい状況となっています。 今後も、関係機関や各学校と連携し、不審者情報などをいち早く保護者へ配信するとともに、配信する情報の正確性に努めます。 次に、いじめについてでございますが、いじめ発見の手段として、市内全小・中学校において、教育相談に係る事前アンケート調査を実施し、学級担任などによる定期的な教育相談を行っています。そして、各学校では、定期的に職員間の情報交換や研修を実施し、いじめの早期発見、早期対応に努めています。 さらに、中学校にはスクールカウンセラーを週1回配置し、いじめなどの相談対応をしています。 また、教育委員会では、2名の教育相談員を週2日、中央公民館内の教育相談室に配置し相談を受けるとともに、各学校の要請を受けて学校を訪問し、教育相談を行っています。 教育委員会では、生徒指導担当者会議を定期的に開催し、いじめや生徒指導の問題などの情報交換や研修を行っています。10月には、各小・中学校にいじめの実態把握の取組に関する調査を実施し、いじめ防止に向けた取組の徹底について指導しているところです。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。
    ◆(高橋益枝さん) ご答弁ありがとうございました。 それでは、最初の不育症についてですが、答弁の中に岡山県真庭市の例がありましたが、この真庭市は、全国で初めての、まだたった一つのそういう補助金を出している市であります。 それで、不育症とは何かということで、22週以上は死産になりますが、22週前は流産ということで、赤ちゃんがお腹の中で育つ前に流れてしまう、そういうのを繰り返す人がいらっしゃるのは事実です。昔は、お嫁に行っても、子なきは去るとか言われて離縁されていたり、今でもあるかもしれませんけれども、女性にとっては、子供を産むということが古来からの一つの役目と私は思っております。それを、何回も産まれてこないというのは、その方にとっては非常に悲しいことなんですね。周りからも言われますし。そういう実態があります。 ちょっと聞いていただきたいと思いますが、36歳、1児のお母さんです。初めて妊娠した16年前は、不育症という病気が一般的ではなく、流産を繰り返しても、動き過ぎたのではないか、何でそんなことになるのかなど、周囲の心ない言葉に傷つけられてきました。かかりつけの産科医も、私の年齢ではまだチャンスがあるということや、妊娠はできるということからなのか、当時は本当につらい思いをしました。今でも、亡くした子供のことを思うと胸が痛みますし、眠れない日が続くこともあります。いまだにつらい日々を送っています。また流産してしまうのではないかと思うと怖くて、これ以上子供を持つことは諦めました。 でも、お一人産まれているので、これはすごくよかったのかなと思うんですけれども、女性が子供を腕に抱けるということを強く望む方もいます。それで、不育症ということで厚生労働省も研究班をつくりまして、今は病気ということで、大体80パーセント以上が治る場合もあるそうです。 富里市でもそういう方がいらっしゃると思います。これまでにもいると思いますけれども、これからの取組を市としてはどういうように行っていくか、お考えがありましたらお示しください。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 厚生労働省の推計によりますと、全国で不育症の方が夫婦で8万人いると言われております。市内の状況としましては、産婦人科医が2医療機関ありますが、いずれも、不育症とわかった場合は専門医に紹介して対応しているということでございます。 市としましては、今後、実態の把握をしまして検討していきたいと思っております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) まだこういうことが知られて間もないことでもあります。真庭市では、1人のお母さんが訴えて、補助金がつくようになっております。1人目の出産に限り、30万円が上限で、治療期間終了後3カ月以内に申請すると、助成金が支給されます。今年度は300万円を計上しました。なぜかといいますと、この不育症に1年で100万円近くかかるんですね。注射したりとかで。ですから、大変な負担がかかります。不妊症もそうですけれども、せっかく授かった命ですから、やはり母親としては、この世に出てほしい、産まれてほしいという思いが強いと思います。 こういう補助金もあるんですけれども、まだそこまで市としてはお考えはないでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 岡山県の真庭市では、1年間に30万円の補助をしていると聞いておりますが、富里市の現状としましては、市内の不育症の実態もよく把握してない状況でございますので、今後、状況を把握したいと思っております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) こういうのはなかなか表に出てこない場合があると思いますので。富里市の中には産婦人科は2軒ですが、富里市からほかの市町村にかかっている方もいると思います。やはりある程度、他の市町村とも連携して、そういうことを考えていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 議員のおっしゃることも含めて検討していきたいと思っています。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) これからお年寄りがふえていって、子供が少なくなる少子化ですので、なるべくこの世に産まれ出られるように。80パーセント治るかも、そういう研究も出ていますので、少子化対策にもなると思いますけれども。 市長、今お聞きになって、どう思われますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 不育症というのは、こういう名前かどうかはわかりませんけれども、前からこういう症状はあったなというのはわかっておりますけれども、今、どう思われますかと。それはちょっと勉強させていただいて、対応をこれから研究したいと思いますので、よろしくお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 今まで表に出ないで、女性が随分つらい思いをしてきたものです、これは。ですから、これから少子化対策にもなると思いますので、ぜひ、これからで結構ですから、考えて研究して検討していただきたいと思います。不育症に関しては以上です。 次に、手話通訳の配置についてですが、この前、決算委員会もありましたけれども、富里市の手話通訳者の配置事業、派遣事業の実績はどうなっていますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 平成21年度の実績ですが、配置事業は、来庁者368件、電話台の応答が139件、ファクス送信が708件などで、派遣事業では、289回で612時間の派遣をしているところでございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) これはだんだんふえているのでしょうか。増加していますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) はい、増加しております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) そこで、障害者自立支援地域生活支援事業と位置づけられています、手話通訳者の設置は。決算委員会もありましたけれども、もう一度、経費ですね。国、県、市ではどのくらい負担しているか、お答えお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 平成21年度決算でございますが、手話通訳配置事業が138万5,000円、派遣委託料が211万5,000円で、合わせて350万円でございます。 経費負担につきましては、この事業は障害者自立支援地域生活支援事業に位置づけられておりますので、国から事業費の2分の1、173万9,000円、県から4分の1で86万9,000円の補助金を得て、市は一般財源で89万2,000円支出しております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 国と県の補助を受けて、市としての持ち出しは約90万円ということなんですけれども、いろいろ聴覚障害の方に聞きますと、配置されている方も人ですので、違うところに出張していたりとか、派遣されていたりとか、急用とか、年に何回もないでしょうけれども、たまたま来庁したときに困ったことがあるということをお聞きしました。 そこで、富里市聴覚障がい者協会が発足しまして、そちらのほうから要望書が出ていると聞いているんですけれども、ご存知でしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 平成22年11月15日付で、富里市聴覚者協会から手話通訳者増員についての要望書をいただいております。 要望書によりますと、手話通訳者の配置を1名増員しまして、現在の週3日から週5日にしてほしいとの内容でございました。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 1人増員ということで、5日間ということは、今、3日間お一人でやっていますので、もう1人ふえて、あとの2日間を担当していただくと、いざというときのために、まあめったにないことでしょうけれども、いないときに対応できるのではないかということだろうと思います。 それで、もし2日間、もう1名増員しましたとしたら、どのくらいの費用がかかって、市としてどのくらい持ち出しになるのか、計算してありましたらお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 既存の設置が147万7,756円です。新規に設置しますと、97万6,550円、合わせまして245万4,306円の経費がかかります。 財源ですが、一般財源の持ち出しが24万3,550円ふえます。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) そうしますと、今、3日で約89万円、それともう1人ふえたとして24万円。113万円ですか、合計が、大体、年間だと思います。あとちょっとなんですけど、24万4,000円、どうにかなりませんか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) 市では、平成21年度から、週2回の手話通訳者の設置を週3回にふやしまして、手話通訳のニーズの増加に対応してきております。 派遣委託料につきましても、ニーズに対応するため、この議会に補正予算を計上させていただいたところでございます。 近年の手話通訳に関するニーズは増加していることから、今後においても、設置派遣委託体制を検討しながらニーズに対応しまして、聴覚障害者等の福祉向上を図ってまいりたいと考えております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ぜひニーズにこたえていただきたいと思います。 ちなみに、成田市は、毎日5日間、お二人います。佐倉市は、月、火だけ2人、あとの水、木、金はお一人で対応しています。八街市は、富里市と同じ月、水、金。でも、八街市は平成12年から設置されています。そのままということは、そんなにふえてないのかなとも思いますけれども、ほかの市町村も大分設置されてまして、飛び飛びというのが少ないんですね。大体週5日間設置されています。ですから富里市としても、そういうニーズがどんどんふえているということで、より体制を充実するようにしていただきたいと思います。 また、消防署のほうでは、難聴者の方やそういう方のためにファクス119番ですか、そういうのを設置されているというように聞いていますので、我々、どこまでが健常者かわかりませんけれど、普通の人に比べ、そういう障害を持った方は、どれだけのハンデがあるか考えてあげるべきで、あげるというよりも、考えさせていただくべきであって、なるべくそういうニーズですね。これから当初予算もあると思いますけれども、よくよく考えていただけるでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 岩澤健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岩澤新一君) ニーズは増加しておりますので、検討しまして、聴覚障害者等の福祉の向上に努めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 何とぞよろしくお願いします。要望書も出ていることですので、それだけ困っていることだと思います。 次に、防犯メールについてですが、学校のほうで情報共有システムですか、情報が警察から学校に来る。先ほど、教育長は無理ではないかというようなお答えをしましたけれども、不審者は今、歩いて犯罪をする人は余りいないと思います。車で、ここで不審者が出ましたよと言いましたら、もう区域が違う学校に行っていると思うんですね。他市町村に行っているかもしれません。そういう場合、情報が素早く……。先ほど、なるべく素早く、速やかに伝達するようなことおっしゃいましたけれども、子供たちが被害に遭う前に保護者に伝達できるようにということでやっていただいていると思いますけれども、教育委員会としては、そこまでの見解で、それ以上のお答えは期待できないんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 教育委員会のほうの学校情報共有システムの関係でございますけれども、これにつきましては、不審者情報や下校時刻の変更、臨時休校のお知らせなど、各種学校情報を保護者の携帯電話やメールに配信するシステムということで、平成19年度、文部科学省の委託事業として調査研究を実施いたしまして、平成20年度から本格的に運用を始めたということになるんですが、確かに、議員さんおっしゃられますように、教育委員会は、この中で動いておりますけれども、限界というものがございます。情報共有システムへの保護者の登録というものがまずあるわけですが、年々増加はしておりますけど、まだ100パーセントには達していないと。また、教員の勤務時間内での対応ということになりますので、休日の配信はやっておりません。また、リアルタイムに情報を配信できないというような問題も実際にはございます。ただ、出発がそういうところでございまして、本年から始まりました市のほうの防災・防犯メール、この辺との取り合いが今後話題になってくるのかなとは思っております。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) それは残しておいて、それだけのシステムがあるんですから、もったいないですから、残しておいて、防犯、不審者とか、そのメールだけが市の総務課のほうの防犯メールには行かないんでしょうか。そうなると、今度、総務課のほうになりますでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 不審者情報に関しまして、成田警察署の意向もございまして、警察署が配信するということで行っておりますので。これは成田市、栄町も同様なやり方になっております。情報の正確性ということで警察との連携ということでございますので、それ以上のものについての考えはございません。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 今、教育委員会のほうも、不審者がもしいたら、警察から流れてきて、メールで配信するということなんですね。ですから、保護者の方も働いていればいないし、どこにいるかもわからないんですけども、その地域、学校区単位で配信しているので、学校区の中で防犯・防災メールを受け取ることができる人、地域の方ですよね。地域の方にも協力していただけるんですよ。ですから、部長さん今、それ以上の考えはありませんとおっしゃいましたけれども、広域で配信ができると、子供たちをより一層守れるのではないかと私は思います。防犯情報は、犯罪が発生しましたら、警察から防犯情報を富里市に連絡。富里市は、警察から提供された情報を市職員が情報配信業者、サーバーに電子メールで送る。これ、手で入力しています。この途中にそういうのが入れられないんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) そもそも、その不審者情報については、警察が直接行っておりますので、その間に介するということはないものでございます。間に市の職員が介するということではございません。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) そうしますと、警察に上がってきた情報、教育委員会から警察に行ったのは、それも流せるということですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 休憩します。        午後2時23分 休憩       ……………………………………        午後2時24分 開議出席議員  19名欠席議員   1名 杉山治男君 ○副議長(猪狩一郎君) 再開します。 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 学校につきましては、学校独自でやっていただくという方針というか、スタイルになっていますので、警察のほうの考え方としては、先ほど申し上げたとおりでございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ですから、教育委員会も、情報が警察に行って、警察から教育委員会に流れてくるんですよね。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 不審者情報等につきましては、警察のほうから教育委員会のほうにファクスで流れてまいりまして、その中から富里市域に関するものをピックアップしまして、該当する学校のほうに情報を流しているということでございます。その後、学校のほうが情報の配信をやっております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ですから、先ほどから、警察から教育委員会に行くわけですから、成田市では独自でやっているようなことを聞いていますので、富里市としても、警察に行ったものをこういうように配信してもらえば、地域の方が、あ、変なのがいるなと思って注意して協力いただけるのではないかと思って質問しているわけなんですけれども、研究していただけませんか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 現状ではファクスで入ってくるということもありますが、防犯メールを送るかどうかというのは警察が判断しているということですけども、一応市としても要望しているというところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 市としても要望しているということですので、なるべく不審者とか防犯は……。本当は、広域にそういうのが流れたほうがいいんですけれども、富里市の中だけでも行き渡れば、こっちの区域の小学校で不審者がいたり犯罪が起こった場合、もう車で遠くまで行っていますので、タイムラグがあれば。ですから、なるべく直接、リアルタイムで流れるようにとさっき教育次長がおっしゃったように、なるべく早く情報が届くということ、それも大勢の人に届くということが大事だと思いますので、要請できるものであれば……。 もし、もっと、教育委員会からのも入れると、経費がかかるんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 新たな経費というのはございません。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) もしないんでしたら、早目に手当していただいてほしいと思いますが。 今、いろんな防災行政無線のも入ってきますけれども、消防のが全部入ってくるというわけではありませんので、そういうところも入ってきたらいいかなとは思ってます。 それで、今、登録者数、どのくらいまでいってますでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 11月22日現在の登録者数で申し上げますと、1,799人でございます。 内訳としましては、一般市民の方が1,304人、市の職員につきましては、消防職員が67名でございます。市職員のほうのが313名ということで、合計380人。消防団員が115人という状況でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) もっと入ってほしいんですけども、メールができない方もかなりいらっしゃいますので、これから我々もアピールして、どんどんふえていただければいいかなと思っております。 それでは、防犯メールは、一応、総務課のほうに要望しまして、防犯メール、終わります。 次に、いじめについてですが、「富里の教育」の中に、不登校やいじめ等に対応する支援体制の確立という立派な考えが載っております。その中で、いじめ問題への計画的な取組ということで、平成20年度は、小・中学校合わせて21件の報告がありとなっていましたが、私が質問した6月議会のときにはもっとふえていました。いじめによる不登校者が3名というお答えでしたので、なくならないものであると考えて対応していかないと、不幸なお子さんができてしまいます。 この前のニュースでは、市川市の中学2年生男子、首吊り自殺。それから、群馬県桐生市の小学校6年生の女の子も亡くなっています。これもいじめが原因だとわかっています。県知事が新聞で、本当に残念、二度と起こしてはいけないと落胆した。でも、二度、三度とずっと繰り返して起こっているんですね。二度となんていうのは、この知事初めてなのかなと思うんですけれども。それから、再発防止に向けて、先生が目を見て話しかけ、子供のサインを見落とさなければ、多くが防げる。でも、先生は忙しくて、そんなことしてられないと思うんですね。いじめに負けない精神や力も大事。これは大事だと思います。そのためにも周りの大人が連携していかなければならないとなっています。 それはそうなんですけれども、市川市でいじめ把握と予防指導ということでアンケート調査を行いました。アンケート調査を必ず行って、いじめを把握するように指示を出しております。市川市の教育委員会ですね。千葉県ではどういうようにしているかなと思いましたけど、平成18年に出ただけで、教職員一人一人のいじめに対する認識や学校の取組の総点検を行うために、4領域、指導体制、教育指導、早期発見・早期対応、家庭地域との連携、20項目のあるチェックポイント点検表を作成しましたということ。 先ほど、教育長が調査しましたと言うけれども、学校ごとに調査したんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 議員ご質問の件につきましては、10月に実施いたしましたいじめの実態把握の取組に関する調査の件だと思いますが、これにつきましては、各学校の実態、取組状況をこれによって再確認しているということになります。 あわせてお話しさせていただきますと、その調査の中での結果といたしまして、富里市の全小・中学校において、個人に対するアンケート調査は実施しております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 今、ありますとおっしゃったんですか、ありませんとおっしゃったんですか。(「あります」) それはいつごろですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) アンケートにつきましては、合わせて何回実施したかということにも関連してこようかと思うんですけれども、一斉にという形ではございません。学校によって回数、1回、2回、3回と、それぞれ判断でやっております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) そうしますと、個々のアンケートの中身にもよりますけれども、群馬県では、そのアンケートの中身がすごく細かくなってます。暴力を受けたかとか、それよりも殴られたりとか嫌がらせをされたりとか、細かくなっていまして、その中でいじめの件数が上がってきています。ほとんどの学校で、小学校77件、中学校130件とか、かなりの数が出てきているわけですね。そうしますと、個々の調査をしているとおっしゃいましたので、そのときのいじめの件数、出ていますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 具体的に件数として教育委員会に上がってまいりますのは年度末になるんですが、私も今回のご質問受けまして、群馬県かなりよくやっているなということでホームページ、情報見てみたんですけれども、回数多くやっているということになるんですけれども、件数といたしまして、市でやっております問題行動調査というのがございまして、平成21年度3月調べということになるんですが、小学校で17件、中学校で15件ということが確認されております。平成22年度につきましては、まだデータとしては整理されておりません。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) しつこいようですけど、これが個々の子供たちに行ったアンケート結果ですか。それとも、各学校から上がった、各学校というか、アンケートは学校でして、それから上がってきた数ですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) いじめの状況の把握ということになりますと、学校独自にやっているわけですけれども、すべてがアンケート調査に頼っているわけではないと思います。先ほど、アンケートのお話ございましたけども、富里市におきましても、文部科学省が出しております様式と言うんでしょうか、モデルケースというスタイルがございます。そのスタイルに準じた形で各学校は取り組んでおります。 ちょっと補足になりますが、群馬県のものにつきましても比較検討しましたところ、これを見やすくいろいろ整理されたものであって、基本的なところは文科省の事例と似ているなというように解釈しております。 また、先ほどの、多くなりますが、調査の回数ですけれども、月が大体、5月、6月、11月、1月という時期がアンケート調査をよくやっている時期というようにとらえております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) はい、わかりました。 少ないので、安心していいのかどうかわかりませんけれども、市川市の中2男子の首吊り、亡くなられて実施されたわけですけれども、そのところでも細かく、暴言や悪口による嫌がらせを受けたか、自分だけ集中的に何かされるか、わけもなく殴られるか、物を隠されるか、いろいろそういうところを細かくやって、それに丸がついていたというんですね。でも、それでもなかなか解決できなかった。本当にお気の毒なんですけれども。 そこで、桐生市、小6の女の子が亡くなったところでは、いじめ緊急対応マニュアル。きのう発表しました、桐生市が。そこの中では、市の教育委員会はもう本当に大変なことだと思ってこういうようにつくったんでしょうけれども、サポートチームを編成し、子供の心のケアや転校の相談に応じるなど、個別の事案ごとに集中的、継続的に学校側を支援する仕組みを明確化したというんですね。きのう出ましたから、これ。そういうように教育委員会がまじめに、富里市がまじめではないと言っているわけではないんですよ。こういうように、何か事が起こったときに早急に対応する。私はこの姿勢はすごくいいと思います。うちの市でも起こらないとは言い切れないんですよね。親にとって、子供が先に逝くというぐらい人生でつらいものはないんですよね。ですから、1人でもそういう気の毒なお子さんをつくらないためにも、やはり危機管理ですよね。危機管理を教育委員会も持っていただきたいと思いますが。 教育長はいつも、いじめは絶対あってはならないことだとおっしゃってます、質問するたびに。今回のこういういろいろなことを受けて、教育長さんのご見解をお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 山中教育長。 ◎教育長(山中忠君) いろいろご質問ありがとうございます。 いじめについては、事が起きてから対応するということではなくて、もう1年中、4月から、私としては、まず各学校の校長先生方を中心に、いじめについての対応についてお話ししています。それから、生徒指導会議、5年目の先生方、5年未満の先生方の研修会とか教務主任研修会とか、いろいろな場を使って先生方の意識を変えようと。今、幾つかの事例を出されましたけれども、先生方の意識が、いじめは絶対許さないという意識がないと、変わらないんですね。その意識を持たせるように、いろいろな例を出しながらお話をさせてもらっています。 今回続けてこういうことが、起きるときには意外に続けて起きるというのは今までの例でも実はありまして、そういう意味で臨時の校長会を急にやりまして、それで具体的な話を校長先生方を通して指示しました。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 1人でもというか、こういう苦しい思いをしている小学生、中学生いると思うんですね。だから、一刻も早くそういう苦しみから逃れて、とにかく勉強に励んで、健康で、ふだんどおりの生活ができるように、教育委員会としてよろしくお願いします。いじめに関しては以上です。 次に、公共交通についてです。 先ほど、酒々井駅までのその後の進捗状況はということで、検討しているということなんですけれども、昨年の10月ですよね、川崎市行ったのは。もう1年以上たっているんですけれども、そのままなんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 基本的に南七栄、それから南平台とありますけども、今後としては、自治会の役員会でよく概要を話して研究していかなければいけないというところが南七栄の方のほうではございまして、自治会の意識調査をしてみないとわからないというような点もあったり、南平台のほうでは、視察した自治会の取組をそのままというのは難しいと思うよというようなこともございまして、引き続き検討していくということになっております。
    ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ということは、頓挫しているということにも聞こえますけれども。 一応お知らせしておきますけれども、政府が農村の買い物弱者救済へということで、買い物弱者の解消に乗り出します。国交省は、2011年までに地域公共交通確保維持改善事業ということで453億円、事業額あります。それから、経済産業省が買い物弱者対策支援事業ということで20億円の一部、これは一部ですね。そういう予算を国が、これからやりますというので、覚えておいてください。そういうのを利用してある程度、いろんな交通手段、空白地帯を埋める、弱者の方の交通網の整備もできると思います。 それから、私はずっと前の前に、山武市は乗り合いタクシー運行業務を委託しました。これは1年間だけです。きっと合併のときのあれだと思うんですけれども、1年間だけ試してみるということで、デマンド型の山武市乗り合いタクシーの運行を実施するということなんですけれども、こういうように1年間だけでもやってみるということで。まあ、その後は続くと思いますけれども。 先ほどから、ほかの議員のeタクシーとか、いろいろ提案があります。私が大分前に提案したんですけれども、タクシー会社とやはり契約して、1日、朝晩だけでもいいから、土日なしで待機してもらって、時間を決めてということで試算して、大体40万円ぐらいで1年間、朝晩だけでも南平台のあたりに待機してもらえばということで提案しているんですけれども、それもずっととは言いませんので、少し試すことはできないんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) いろいろ試すということもあろうかと思いますけども、拙速になってもいけないのかなというところもありますので、もうちょっと考えがまとまった段階でそういうことは考えたいというように思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 市のほうでもいろいろと手だてして考えていらっしゃるようですけれども、とにかく、先ほどもほかの議員がおっしゃいましたように、交通の不便で、通勤・通学が不便だからということで転居する方がいるというのも事実なので。酒々井駅に行きますと、朝晩すごいんですよね、送迎の車が。ここからは一番、酒々井駅が、西部のほうですけれども、成田駅よりは酒々井駅のほうが近いと思いますので、まずそこにアクセスできるようにすれば、通学だけでも助かるんですよね。通勤の方は夜遅くなったりなんかしますけれども、通学のお子さんは明るいうちに帰ってこれますし。ですから、朝晩だけでもそういうことをやってみたらいいんではないかなと思うんですけれども。まあ何らかの手だてはできると思います。私1人で考えていても、何の手だてもできませんので、優秀な課員がいらっしゃる企画課のほうで考えていただいて、なるべく早期に駅のほうに行けるようにしていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 朝晩だけでもという切実な思いはみんな同じだというように思いますので、できるだけ早くそういうことが実現できるように研究していきたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) まだ研究段階みたいですので、じゃ、なるべく研究してください。 次に、男女共同参画なんですけれども、市では67の施策をしていると。この前もそういうようにお答えになりました。でも、その67が全部、ほかの課のあれに乗っかったやつなんですよね。独自のというのは、一つかそこらだったかなと思いますけれども。 この前、茨城県の結城市へ行ってまいりました。結城市には、市長、よく聞いてください。市長公室企画政策課に女性政策室を設置してあります。そこに室長及び専任職員が1人いらっしゃいました。それで、男女共同参画に関していろいろな取組がありました。基本計画もしっかりしたものがありまして、いろいろな取組がありますけども、その最たるものは、行政が男女共同参画社会のモデルとなる。主任以下の人ですね。そういうように行政が取り組んでいます。それから、相談するところがあるんですよね。男女共同参画ルーム「ジョイナス」というのが市役所の中につくられています。それを市民がいろいろ利用するわけですけれども、利用回数99回、利用者数633人。だれでもそこで活動できます。そういう男女共同参画ルームがありまして、運営委員会もあります。 なぜ、この前も質問してまた質問したかといいますと、この結城市でもそうなんですけど、いろいろアンケート調査をやっています。アンケート調査の結果、夫は外で働き、妻は家庭を守るべきがまだ大分で、5年前よりもちょっと減ったぐらいで、いまだにその傾向が強い。家庭の中ではそうかもしれませんけども、社会に出た場合に、女性の登用とかいろいろなことがあります。働く女性だけでなくても、そういう支援、いろいろなことを勉強してまいりましたけれども、今年度はまあ無理でしょうけれども、来年度について、何か考えてますでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 今までの延長線のことが多くなってしまうのかなというようには思いますが、ただ、組織を見直したりして、男女共同参画が進むような方策は今考えておりますので。具体的にどういう事業かというのはございませんが。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 具体的には無理かもしれませんけれども、県は、男女共同参画第3次計画骨子案というのが、先ほどもおっしゃいましたように、骨子案ができました。富里市は平成24年度で切れるので、これから考えなければいけません。結城市では、「たままゆプラン」というすばらしい男女共同参画の冊子がありました。すばらしいものです。後で参考になさってもいいんですけれども、県では、男女共同参画の促進に重点的に取り組み、大量退職する団塊の世代が職場から地域へ活動場所を移行しつつある中、地域における男女共同参画の促進に向け施策を展開するとあります。また、地域のほうでもそういうようなことが起こり得るので、一般的にもそうなんですけれども、職場でも、企業でも、地域でも、どうしたらいいかというのをこれから、平成24年で終わるんですから、考えていかないと、旧態依然のままで、女性は家事をしていればいい、掃除していればいいという、そういうところで終わってしまいます。中にはそういうのがもう捨てきれなくてどうしようもない、だんだんお年寄りにいけばいくほどそういう傾向が強いので、これから若い方たちが育ってきます。どんどん育ってきますので、そういう人たち。それから、教育も大事なんですけれども、そういう方たちは、今、2人で働いている家庭が多いですので、それほど家事とかいろいろなことに偏っているということがだんだんなくなってきているように思いますので、ここでそういういろんなことを計画して考えてやっていただけたらと思います。 あと、来年度、76の中のいろいろな課の施策に乗るのではなくて、独自のものをやっていただきたいと思います。それを要望して終わります。 以上です。ありがとうございました。 ○副議長(猪狩一郎君) これで高橋益枝さんの質問を終わります。 しばらく休憩します。        午後2時52分 休憩       ……………………………………        午後3時10分 開議出席議員  19名欠席議員   1名 杉山治男君 ○副議長(猪狩一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、高橋保夫君。          (高橋保夫君質問者席) ◆(高橋保夫君) 高橋保夫でございます。通告に従いまして一般質問させていただきます。 (1)教育問題について ①学校適正配置について  ア 現状は適正と考えておられるのか。 ②各学年のクラス編制は妥当であると考えておられるか。 ③平成23年度の新学年児童数予想は。 ④根木名地区の対策はあるのか。 ⑤学校は自由に選択できるのか。 ⑥学校通学路の定義とは。 ⑦通学路の管理はどこが当たるのか。 ⑧学校の高木の伐採・剪定について  ア 予算はどのようにして措置するのか。 (2)人事管理システムについて ①研修制度と人事管理システムは機能しているか。  ア 職員の研修制度の実施目的は。  イ 研修を終了した後の職場配置は適正になされているか。  ウ 専門職を含む有資格者(技能)の数は把握しているか。また、適所に配置されているか。 ②職務専念義務免除について  ア 職務専念義務免除の規定はどのような時期に実施されるのか。  イ 平成19年から平成21年までの各年ごとの職免の状況は。  ウ 近隣市の状況は。(成田・八街・佐倉・山武)  エ 当市の与えた日数、又は時間を金額に換算すると幾らになるか。  オ 職免を付与した効果は。 ③人事評価制度、昇任試験制度及び分限処分制度について  ア それぞれの目的と運用状況は。 (3)(仮称)成田富里徳洲会病院について 今回示された徳洲会病院の新築計画図によりますと、当初計画よりも建築面積、病棟数等も大分変更されております。これにより、大幅に完成日時が延長されることになりました。完成を待ちわびている市民にとりましては先送りとなり、残念な面はありますが、全体でグレードアップされた病院の完成が待たれるところであります。そこで、次のことをお尋ねいたします。 ①建築確認取り下げの理由 ②今後の設計変更後はどのようなものなのか。 ③今後の着工予定、完成予定は。 ④今後の対応は。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 高橋保夫議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、職員の研修についてですが、職員の能力向上に努め、人材育成を推進するため、地方公務員法第39条及び富里市職員研修規程に基づき、職員に研修の機会を与えております。 主な研修内容としましては、千葉県や文部科学省等への長期派遣研修、印旛広域市町村圏事務組合や千葉県自治研修センターなど外部機関が実施する短期研修への参加、契約・会計事務研修や人事評価研修、クレーム対応研修などの庁内研修となっております。 なお、研修に要する経費は市が負担しております。 研修終了後の職場配置については、現在の職務に即した研修を受講するのが一般的なため、研修終了後はおのおのの所属で、研修により学んだ知識を生かして、日々の業務を行っております。 また、専門職を含む有資格者の数と配置についてですが、建築技師4人、土木技師10人等となっております。できる限り適所に配置するよう努めております。 次に、職務専念義務免除についてでございますが、地方公務員法第35条及び職務に専念する義務の特例に関する条例に基づき、職務専念義務を免除しております。 主な内容としましては、福利厚生の一環として実施されている各種厚生大会等への参加や人間ドックの受診、さきに申し上げました職員研修、消防団活動等となっております。 平成19年から平成21年までの取得人数、時間、金額に換算した数値ですが、平成19年が実人員93名、実人員による延べ取得日数約350日、金額は約570万円となります。 平成20年は、それぞれ、99名、約230日、約390万円。平成21年は、それぞれ、73名、約220日、約370万円となっております。 また、近隣市の状況についてですが、各市に確認したところ、職務専念義務免除の集計データはないとのことでした。また、職務専念義務免除を付与した効果についてですが、職員の福利厚生の充実、職員の資質向上、健康管理等に効果があったと考えております。 次に、人事評価制度、昇任試験制度、分限処分制度のそれぞれの目的と運用状況についてですが、人事評価制度については、その目的は、職員の勤務成績や適性、能力などを的確に把握し、その結果を昇任や給与、人事配置などに適正に反映させ、職員の資質、能力を向上させることにより、最終的には行政サービスの向上を図ることであると思います。 今後は、地方公務員法の改正の動向に注視しながらも、新しい評価制度の段階的な導入について検討してまいります。 昇任試験制度については、旧来の年功序列型の昇任ではなく、特定の補職への昇任試験の実施により、該当となる職員に、その職において必要と思われる関係法令への知識を深めさせることや、その職に対する責任や自覚を認識させることを目的としております。 本年度においては、主査補昇任試験を実施する予定です。 分限処分制度については、職員の身分保障を前提としつつ、一定の事由がある場合に、公務の効率性を維持することを目的とするために、職員の意に反する不利益な身分上の変動をもたらすものであります。職員の分限に関する調査、審議が必要と思われる場合は、随時、分限処分審査会の審査に付すこととしております。 次に、(仮称)成田富里徳洲会病院についてでございますが、まず、建築確認申請取り下げの理由ですが、設計事務所に確認しましたところ、指定確認検査機関に相談はしたが、申請はしていないとのことでした。 次に、今後の設計変更につきましては、本年8月にプレゼンテーションを行い、株式会社松田平田設計が担当することになったとの話を聞いております。 設計事務所の資料によりますと、建物の主な変更内容は、屋上ヘリポートが新たに設置されており、建築面積が6,584平方メートルから7,060平方メートルに、延床面積が3万7,769平方メートルから4万6,840平方メートルに、また、7階及び8階は、開院後に介護老人保健施設に変更することを目的とした災害備蓄倉庫が設計されておりましたが、変更後につきましては、9階及び10階に介護老人保健施設を各100床、合計200床計画しているようでございます。 なお、11月4日に、第5期介護保険事業計画において、介護老人保健施設100床の配慮を求める要望書が提出されたところであります。 今後の着工予定、完成予定でございますが、設計変更に約12カ月を要することから、着工は平成23年10月中旬、竣工は平成25年10月中旬の予定になっております。 次に、今後の対応とのことでございますが、市といたしましても病院の早期完成を期待するものであり、可能な範囲での協力はしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 教育長、山中 忠君。          (教育長 山中 忠君登壇) ◎教育長(山中忠君) 高橋保夫君議員の一般質問にお答えいたします。 まず、学校適正配置について、現状は適正と考えているかについてでございますが、現在、就学区域の分け方については、富里市立小学校及び中学校の就学区域に関する規則により、原則として行政区を単位としています。 就学区域は、通学にかかる距離、交通事情や学校と地域とのかかわりといった諸事情を考慮した上で決定されているものでございます。 今後も、児童・生徒の推移や各校、地域の状況等を見守っていきたいと考えております。 次に、各学年のクラス編制は妥当であると考えているかについてでございますが、学級編制は、公立義務教育諸学校学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、また千葉県公立委員会の定める公立小中学校学級編制基準に基づき行っております。本市でも、それらの基準により学級編制を行っています。 次に、平成23年度入学児童予定人数についてでございますが、現在の住民基本台帳をもとにすると、405人です。 次に、根木名地区の対策はあるのかについてでございますが、根木名小学校の平成23年度入学予定者が27名であることから、学級減となります。 学級編制は、根木名小学校に限らず、どの学校においても、千葉県教育委員会の定める基準により行うものです。今後も、学級編制基準に基づき、適正な編制に努めてまいります。 次に、学校は自由に選択できるのかについてでございますが、富里市立小学校及び中学校の就学区域に関する規則により就学区域を指定しており、学校自由選択制はとっておりません。 しかし、身体的理由や精神的理由、保護者の転居などの場合は、保護者からの申し出により指定校を変更することができる旨の規定を設けております。この申し出があった場合は、1件ごとに面談しながら対応しているところです。 次に、通学路の定義についてでございますが、通学路は、各学校が児童・生徒の通学の安全確保と教育的環境維持のために指定している道路です。地域の集合地点から学校まで、児童・生徒が登下校に使用する道路を各学校長が指定しています。通学路の指定に当たっては、できるだけ歩車道の区別のある道路であること、また、歩車道の区別がない場合は、道路幅が児童・生徒の安全な通行を確保できる状況にある道路を指定するよう、各学校へ指導しています。 次に、通学路の管理についてでございますが、国道や県道、市道それぞれの道路管理部局が他の道路と同様の維持管理をしており、スクールゾーンなどの整備により安全対策に努めていただいているところです。 今後とも、通学路の要望に対しては、関係部署と連携し、児童・生徒の安全確保に努めてまいります。 次に、学校の高木の伐採、剪定の予算はどのように措置するかについてでございますが、今年度の当初予算における植栽管理委託料は295万5,000円で、そのうち、各小・中学校にある中木、低木の樹木の手入れ用として、各校7万円を配当しております。高木の剪定予算については、小学校分として84万円、中学校分としておおよそ40万円でございます。その内容は、主に近隣へ迷惑を及ぼす箇所や電線等に影響のある高木の剪定をしております。 これからも、学校の樹木の状況を確認しながら優先順位を決め、取り組んでまいります。 以上でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) ご答弁どうもありがとうございました。 それでは、再質問という格好でやらせていただきたいと思います。 まず、私が常々思っていることでございますけども、今の学校の配置ですね。以前は、そのままでよかったかもしれませんけども、いろいろ、人口の格差、または地域性によっても大分変化してきていると思うんですね。端的にいえば、富里市においては、学校が余りあちこちに多過ぎるのではないのかなという気がしますけども、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 学校の数がというご質問でございますけれども、各学校の生徒数についてでございますが、平成20年9月の全員協議会で配付いたしましたけれども、学校区別児童数の推移を示した折れ線グラフを見ますと、ほぼ横ばいが多く、微増、減少ぎみ等のケースも見られます。また、今年度、富里市では、35人を越える学級は、小学校ですと4学級のみでございます。ほとんどが20人から30人弱の学級児童数になっております。 また、就学区域というのは、児童・生徒数、距離、交通事情や地域性といった諸事情を考慮した上で決定されております。 これらのことから、学校数についてどうかということにつきましては、もうしばらく児童・生徒数についての動向を注視するということでご理解をお願いいたします。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) なるほど。やはり地域性とかそういうものによりまして、いろいろと深い意味があると思うんですね。どうしても近場のところ、または親が学んだ学校とかということでなくしたくないといえば、地域の核となっている部分もございますので、単に行政区、または児童数だけで割り切れないというところもあろうかと思いますけども、いろいろと審議会とかそういうものもあろうかと思うんですね。そういうもので最近になって検討されたということはございますでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 就学区域審議会の関係でございますが、過去におきまして、平成10年7月に、例としましては七栄第2区の案件がございます。これにつきましては、七栄小学校が平成5年に開校されてから、第一小学校区と区を分けての学区となっており、行事や中学校での親のつながりといったというような諸問題が生じているということで、行政区単位とすることについて要望が出まして、就学区域審議会のほうからの答申が出ております。具体的なものとしてはこの1件でございます。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 各部会、またはそういう検討委員会みたいなので検討するということは大事なことであろうと思いますけども、やはりさっき言った事情がありまして、なかなか一朝一夕にはいかないだろうという気がしております。 そこで、これは間隔を詰めて、適当な時期を見計らって、再度見直しということでやる必要はあろうかと思います。地域によっては、1クラス37名を切るところがいっぱい、今後はふえてくると思うんですね。そういうことであれば、鋭意、これから検討していかなくてはいけないと思います。まずこれに手をつけるということは、一つはまた仕事がふえるということにもなるわけなんですね。ですから、相当思い切った覚悟でやらないと、そういうお荷物を抱えることは嫌だからということでなおざりにするというケースもなきにしもあらずだと思いますので、そこら辺のことは十分考慮に入れて、将来を見据えて着手していただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 それと、各学年のクラス編制なんですけども、これについても、これで妥当だと思うかと言われても、やはりいろんな文科省の規定もございましょうから、一概には言えないと思うんですけども、とかく最近では、いわゆる少人数学級のほうがいいようなことがもてはやされているような傾向が一般的にございます。そういうことからいけば、少人数でやるということもいいかもしれませんけども、これはつい最近ですけど、文科省でも8年ぐらい前から、約1,200億円を投入して教職員を約2万人増員して、35人学級を実現するんだと言っておりますけれども、これが実現した場合には、学力の向上とか、先ほど、議員も説明しておりましたけども、いじめ等の問題も解決されるとお思いなんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 35人学級、文部科学省が計画しておりますことに伴う効果というご質問だと思いますが、教育課程において、40人学級よりも、あらゆる面で子供に目が行き届くと。同時に、一人一人のことに関してより時間をとれるようになるのではないかと思います。また、いじめの関係につきましても、そういうことから効果があるものと考えております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 確かに、常識的に考えれば、常に先生の目が行き届いて、問題が少なくなるだろうと思うのはごく普通、通常の考えですよね。だけど、根本的に、人数が少なくなったら、それですべてがオッケーではないと思うんです。要は、最終的には、教える側の先生たち、または対応する教育関係者の対応にかかってくると思うんですね。ですから、その点は個々において鋭意研究、または子供に接することで高めていっていただきたいと思いますけども。何でもかんでも少人数がいいということは、確かにメリットはたくさんあるんだろうけど、反面、少ない人数で育っていくと、大きいところへ行ったときになかなか対応できないという、そういったことも反面ではあろうかと思いますので、鋭意研究していただきたいと思います。 そこで、根木名学区の対策でございますけれども、私が皆さんから資料いただいたのを見ますと、どうも、次年度については1クラスになるのではないのかなという気がしておりますけど、これはどうなんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 先ほどの答弁でもさせていただきましたが、27名であるということから、1クラスになります。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) そこで、これは何も根木名学区に限ったことではございません。先ほどのご答弁の中でもありましたけども、地域にまたがっております。減ることはあっても、これから一気に上昇するということはあり得ない話なんですね。 そこで、例えば今、2クラスで一、二年生は勉強してございます。これが3年になったときには、37名以下であれば、また1クラスにまとめられちゃうんだよというようなお話も伺っています。ここら辺のことについてはどうでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 国の学級編制の標準は40人でございますが、近年、学級編制基準というものが弾力化されておりまして、この流れを受けまして、入学したばかりで新しい環境に慣れていない児童・生徒に対する配慮としまして、千葉県では独自に、小学校1年生は35人、小学校2年生及び中学1年生は36人、その他は38人での学級編制を千葉県では認めております。そういうことで、1年生、2年生の間はいいんですが、3年生になりましたら、弾力化の目的を達したということになり、1クラスになります。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) はい、わかりました。 次に移らせていただきます。 通学路の件なんですけども、端的にいえば、これもやはり根木名の学区の通学路でございますけども、ファミリータウンのほうから通学路を通って根木名小学校まで通学しているわけなんですけども、何せ、いろいろな難所がありまして、坂道がありまして、それから雨が降ると水があふれてという場所が。実際にはそれが現状なんですね。先般の根木名小学校におかれた教育関係者の集う会で私、遺憾を申し上げたわけでございますけども、その後、関係者で現地を視察して歩いたというお話も伺ってございます。そのときに気がつかれたと思いますけども、非常に難所というか、危険な状態のところもございます。その中で申し上げるのであれば、坂道であって木が生い茂っているところ、そこは通常のところより早く日が陰るわけなんですね。そこのところに小柱が建って街灯が設置されているわけなんだけども、3カ所とみんな線が抜かれているんですね。外されているんですね。これって何なんだろうと思いましたので、そこら辺のこと、わかっている範囲内で説明していただければと思いますが。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) これにつきましては、過去、平成15年の9月、稲の不作ということで、防犯灯の影響ではないかという案件がございまして、明らかに稲の成育に悪影響を与えているということで、撤去及び、休耕地は移設したことがございます。そういう方策を講じたためだというように思われます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) それであれば、田んぼがないところ、私、先ほど言ったように、勾配になっているところ、木が茂っているところは、全然田んぼがないんですよ。そこが、私が二、三日前も再確認してきたわけだけども、外されているわけです。線が抜かれているんですね。では、百歩譲って、農作物に影響を与えるということであれば、じゃ、あの街灯というのは何のために設置したんだろうということにもなるわけですね。いわゆる児童の安全という面が大前提にあろうかと思います、私は。減収につながるというようなお話であれば、過去にもいろいろなところから聞かされた話ではございます。それが地権者の間とどういう話し合いなされたのかちょっとわからないんですけれども、児童の安全とかそういうことを守ることからいえば、本末転倒の措置ではないだろうかと。何のために最初からお金かけて設置して。我々のほうでも喜んでいたわけなんです、あれが設置されてから。ああ、ようやっとよくなったと。それがいつの間にかそういう理由で外されたって。そんなもので子供の安全とか何とか言えるだろうかという気がしますけど、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 私どもも、通学路の関係でございますが、現地を歩いてまいりました。今、作物の関係で電気がつかない状態、また移設された状態ということに対してでございますが、担当課と一緒になって、子供のためということで再度、地主さんのところについてはお伺いして、協力要請を一緒にしたいなと考えております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) それが至極当然なことだと思うんですよね。科学的にどれだけ裏づけされた話かどうかは存じませんけども、仮に減収があったとすれば、それも補ってやるぐらいのことを予算化してやるべきだろうと。まず子供の安全ということを考えれば、各課とか、そういう部署に任せておくのではなく、トータル的に接することについては、一緒になって考えてあげると。これが血の通った行政ではないだろうかなと、私はそういうように考えますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それと、あそこについてはガードレールも設置されてございますよね。それが長い間、地形が変わってきたということもございまして、ガードレースについてはいえば、30センチメートルぐらい、地面から伸びたような状況なんですね。場合によっては1メートルも斜めになり、ひしゃいじゃって間隔があるという状況なんですね。本来の役目というのは全く機能してないわけなんですね。また、今の時期であれば、落ち葉が堆積してございます。この前、にんじんウォークのときに、たまたま中沢の方面から第一小学校のほうの階段上がらせていただいたわけなんですけども、あそこも決して安全とは言えないんですけど、万全とは言えないんですけども、階段式になっていて、手すりもちゃんと用意されているということを見れば、よっぽどあっちのほうが充実しているわけでございまして、私はあれを模倣してもよろしいのではないかなという気がしますけど、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 篠原都市建設部長。 ◎都市建設部長(篠原眞司君) それでは、前段の、先ほど言われましたファミリータウンのガードレールの件につきましては、私ども確認いたしましたので、できますれば早いうちに、ガードレールの破損部分については補修してまいりたいと。 それから、落ち葉の件ですけども、あれは各地区でもございまして、うちでやれる分はやりますけども、この辺はまたPTAだとか連絡協議会の中で、うちのほうもお願いする行為はお願いしていきたいなと。また、地区でも目がついたときには、何回かは清掃をお願いしたいということも考えておりますので、双方で協力して行っていきたいと思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 確かにそのとおりでございます。全部、そういうものを行政にお任せするということではございませんけども、ただ、いかんせん、あそこを通るのは、まだ小学校6年生までのお子さんなんですよね。そういうことを考えれば、やはりいろんな意味で配慮してやる必要があるだろうということで申し上げているわけでございます。 それと、ファミリータウンの方々からのお話では、あそこは適さない通学路であるけども、あそこを避けて通ることはできないんだよと。ほかを通るとすれば、結構な遠回りになってしまって、やっぱりどうしてもあそこを通るわけだから、できるだけ、そういうことでは配慮していただいて、快適に子供らが通学できるようにしていただきたいという要望でございましたので再度お願いしておきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) ファミリータウンの通学路につきましては、根木名小に多くの子供が通っておりますので、教育委員会といたしましても、各課と連携、関係部署との情報交換をしながら対応してまいりたいと思います。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) ひとつ、先ほど申し上げたように、いろいろな課が入り乱れてございます。教育委員会であっても、直すほうは都市計画とか建設課のほうにまたがっておりますので、鋭意、皆さんで横の連絡をとりながら、子供たちのために頑張っていただきたいと思います。 それともう一つでございます。先ほど、高木の件についてございましたけども、これも直近の学校見ている関係で、今の時期だと、職員室と職員室の上の教室が木で、ケヤキでみんなかぶっているんですね。太陽が当たらないということで、去年の飯田校長先生のときは要請があったんですけども、あそこを剪定していただきたいんだけど、予算がなくてできないというお話でございました。先ほど、予算計上してございますということでありましたけども、今、昨年もその前も全然やられてないということであれば、その予算で足りてないということの裏づけでもあろうかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 高木の剪定の関係でございますが、根木名小学校につきましては、非常に木が多い学校、緑豊かな学校、また、土地が肥沃だったのか、非常に大木化しております。平成20年度におきましても、根木名小がもうかなりの剪定の対象。また、21年度においても100本ほどの木の剪定をしているわけなんですけども、道路に出っ張って、一般市民の方の車の屋根に木が接するようなところを優先的にやっているような状況でございます。先ほど、教育長のほうから来年度のお話させていただきましたけど、校庭側のケヤキも、議員ご指摘のように、大木化しております。小枝がものすごい状態でございます。ということで、校庭側のケヤキの3本程度になろうかと思うんですが、手当てしたいなというように考えております。 以上です。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) どうもありがとうございます。そういうことで、いろいろと配慮しながら進めていただければ幸いかなと思います。 まあ何といいましても、教育関係者の皆さん、口を開けば子供のためにという言葉がよく出ますけども、結果がよければそれでいいわけなんでございますけども、要望があったものに対しては真摯に前向きに検討して、すなわちよくしていこうという姿勢にかかわると思うんです。いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 南條教育次長。 ◎教育次長(南條正和君) 教育委員会、私ども、枠配分でいただいた予算で何とかやりたいと。常に各学校から出てきます要望に対しましては、真摯に受けとめ、機会あるごとに、何とかこれは手当てしたいという姿勢で仕事に臨んでおります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) ありがとうございます。 次、人事管理システムのほうに移らせていただきたいと思いますけども、まず、飛ばしてイのほうからいきたいと思いますけども、研修を終えた職員が適正なところに配置されているのかということなんですけども、配置されているというお話でございましたが、配置を決めるのは、当然、市長部局あたりが当たると思うんですけども、これについての何か問題になるようなことというのは特にございますでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 研修後の人事配置につきましては、かつて、せっかく研修行っても、そこの職場に行かないというようなことも若干ございました。そういうこともできるだけ防ぐということもございまして、まあ本人の希望もありますけども、できるだけ適材適所ということで進めているところでございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) そうですね。せっかく公費を使って研修に行ってくるわけでございますから、実際には、研修を生かして、即市民のためになるようなところに配置されるのが一番望ましいかなという気はいたしますけども。 ウでございますけど、先ほど、いろいろと把握しているということでございましたけども、この中で、適材適所に配置されているかということが問題になると思うんですね。例えば有資格者の、前回、調べていただきまして資料いただきましたけども、今はほとんど、そういったものが生かされるところについているというぐあいに認識しておられますでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 有資格者もたくさんおりますが、例えば、1級建築士3名おります。2級については2人と。測量士が1名、測量士補が9名、救急救命士9人と。保健師9人、看護師2人、それから管理栄養士2人等々とありまして、それから、社会福祉主事も27名おります。そういうことから、ほぼ適材適所というか、その必要に応じて配置されているというように認識しておりますが。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) また、その逆の場合はないでしょうか。例えば、専門職で入庁した場合であっても、いつの間にか一般職のほうへ回されてやっているというようなことはないでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) かつては、吏員に区分があった時期がございます。事務吏員、技術吏員ということでありましたが、技術吏員になっても、今、一般の部長クラスまでなっている人もおりますので、そういう展開はございますが、ほとんどそういう事例はないというように認識しております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 先ほど言われた中で、例えば監督者とか技術管理者ですか、管理技能士、電気技能者というようなことも言われていたんですけど、これについても、個々に実力が発揮できる部署に配置されているというぐあいに認識しておられますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) うちの市としましては、例えば、電気関係の専門職というのは不足しておりますけども、消防のほうで電気工事師の資格のある方が2名おります。それから、水道技術管理者におきましては10名、水道工事布設監督者1名というようなところもございます。一部、先ほど言った電気の技術師のほうの関係についてはちょっと今おりませんけども、ほぼその任に当たっている、その部署にほとんど行っていると。それから、行っても、異動も当然ありますけども、そういう状態でございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 次に、②の職務専念義務免除についてでございますけども、この場合の、規定の中でるるうたわれているとは思うんですけども、最終的に判断を下してくれるのは、どなたがやられるわけですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 法律上、任命権者なんですが、一応、市長部局におきましては、部長に現場の状況がわからないと、職免も与えられない部分ありますので、部長に委任しております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) ちなみに、この中で、イの問題に移りますけども、平成19年から21年の間の職免の状況はということで先ほど報告していただいたわけですけども、私もあらかじめ、これについては資料を要求していただいてございます。その中で、平成19年度については、資料で見る限り、ちょっと突出しているのかなというような感じがしますが、これは何に起因していることでございましょう。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) それにつきましては、本市の野球部が国体のほうに出場しておりますので、その関係が影響しているのかなという部分がございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) これについては、思うに、市連協だとか官公庁大会だと思うんですけども、この中身というのは、実態どうなっておりますでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 中身というご趣旨は、どういう趣旨でございましょうか。済みません。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) つまり、免職をいただいたということは、いえば消防の関係で出るとか、または健診に行くとか、献血やるとかっていろいろございますね。その中で、今、部長のほうから野球部という言葉が出ました。それについてでございますけど。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) これにつきましては、地方公務員法の中に厚生という部分がごさいまして、各種厚生大会ということで、代表で行くということから、その職免を与えているということでございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) わかりました。 これについて、何でそういうことを言うかというと、次の質問にも絡んでくるわけなんですけども、一緒くたにすれば、数字でまとまるわけなんですけれども、中には、これをすべて、そうだからよしというぐあいに受けとめている市民ばかりではありませんので、できればそれをつまびらかにしていただいて、もしくは、全然後ろめたいことがないということであれば、そのとおりで継続されても結構だろうし、ただ、中には十分な理解いただくところまでPRが不足しているなということであれば、それに鋭意努めていって、誤解を解く必要もあろうかなという観点から物申しているわけでございますけども。それはそれでとめておきましょう。 ところで、ウのほうの近隣の状況、成田、八街についてはデータがいただけないということで、これは議長を通して私は資料請求したわけでございますけど、近隣については全くそういうのを把握してないということで、全部がゼロ回答で来たんですね。これでは、私、何も調べることできないんですよ。こういうことって、完全にできないものなんでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長
    ◎総務部長(林田博之君) その自治体の判断ということになろうかと思います。例えば、それに依頼して費用がかかるとか、発生するとか、いろいろな問題はあろうかと思いますが、お願いの範疇でしかないのかなというように思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 私は議員活動の一環として、ちゃんとそういう要望書を添えて、資料請求をお願いしているわけなんですね。何もゼロ、ゼロということであれば、今後の議員活動についても、いろいろと差しさわることがございます。このままでは承服しかねますけど、議長、ぜひお願いします。 ○副議長(猪狩一郎君) 休憩します。        午後4時00分 休憩       ……………………………………        午後4時01分 開議出席議員  19名欠席議員   1名 杉山治男君 ○副議長(猪狩一郎君) 再開します。 高橋保夫議員に申し上げます。その件は後ほどご回答させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。 ◆(高橋保夫君) そういうことであれば、了承いたしました。 次に移ります。③番に移らせてもらいます。 人事評価制度でございますけども、この中でまず昇任試験でございますけども、これについては、先ほど、今度、主査補のほうの試験をやるんだということでございましたけども、これは毎年、いろんな意味で昇任試験というのはされておられますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 前年度までは、主査補とそれから副主査の試験を実施しております。今年度につきましては、副主査の試験をやる意味合いが薄れてきたというところもありまして、主査だけということでございます。 それにかわりまして、回数とか、そういった問題を見直しまして、試験の過去の結果ですとか、それから勤務成績、人事の考課、そういうものを総合的に判断するというように変えてまいりました。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 次に、今回の議案第1号でも取り上げておりますけども、いわゆる期末手当とか勤勉手当ですね。このようなことにつきまして、いわゆる分限制度ですね。これについてはどのように判断しておられますでしょうか。これに絡めてご回答願いたいと思います。 ○副議長(猪狩一郎君) 休憩します。        午後4時03分 休憩       ……………………………………        午後4時03分 開議出席議員  19名欠席議員   1名 杉山治男君 ○副議長(猪狩一郎君) 再開します。 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) これにつきましては、勤勉手当のほうで反映させるようにしております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 勤勉手当で、ここ1年の間で結構でございますけども、実際には差をつけているという事実ございますか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) はい、さようでございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 何人ぐらいおられます。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 分限で申し上げますと、病気休職というような分限でございますと、平成20、21、22年度で2件ずつございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 先ほどの繰り返しなんですけども、いわゆる休職になるわけですか、分限制度でいえば。それとも給与削減ですか。どっちですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) その分限によってもありますけども、要するに、90日を越えますと、そういうような措置が講じられるということでございます。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 今回予定されている、先ほど、私申し上げたんですけども、第1号議案で取り上げられているものについては、全員、やはりこれも欠ける人が出てくるということですか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 基準日とその期間の中で該当してくる者もおります。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 何でここまでしつこく聞くかと申しますと、全部がこういう調整できるような仕組みになっていながら、花丸、又は二重丸ということをつけていくのであれば、行政にとっては非常にマイナスなわけですね。この財政が厳しい中、一生懸命やっている職員には非常に気の毒なわけではないですか。何やっても結局同じような評価しかいただけない、横並びであるというのであれば、一生懸命頑張ろうとしている職員の意欲までそぐ結果になるわけなんですね。ですから、職員すべてが、自分こそは一番よく仕事やっていると自負している方々が大半だと思うんですね。また、そうかもしれません。だけども、私、内部に精通しているわけではございませんので、これは何とも言えませんけども、ごく一般的に考えれば、すべてが花丸、二重丸に該当するという職員ばかりではないと思うんですね。せっかくこういう制度があるわけですから、こういう厳しい中においては、財源を生み出す一つの方法ではないだろうかな。そのかわり、頑張る人にはちゃんと手当てすればいいということだと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 林田総務部長。 ◎総務部長(林田博之君) 今おっしゃられた勤勉手当のあり方というところでの判断だというように認識しておりますが、先ほどのは、病気休職とかそういうケースでございますので、いわゆる人事評価等、そういったものを通じて当然検討していきたいというようには思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 次に、徳洲会病院なんですけども、これについては、今までも何回かいろいろありました。最初の中で、私、設計確認を取り下げたということについては誤りでございましたので、この場をかりて訂正させていただきたいと思います。こういうことは一言も申しておらないわけでございますので。 今度、設計変更がされまして、新たに提示されました。これについて、これだけのものが富里市に来るということであれば、よほど腰を据えて、私、以前にも申し上げたと思うんですけども、地域の活性化ということについては千載一遇のチャンスだと思うんですね。これについての方策は何か考えておられますでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 私からお答えをさせていただきます。 地域の活性化ということはまだ考えておりません。とにかくこの病院を早く完成させる、完成してもらいたい。そしてまた、これは市でやるものではありませんので、徳洲会がやるものですので、ジレンマがありますけれども、再三延びておりますので、何とか早く建てていただきたいなという方向で要望しているということ。今のところはそれだけですので。 地域の活性化というのは、地域の商工会がございますので、そういう人たちは話し合っているやに聞いております。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 確かに、市長がおっしゃる民間でございます。これに市が直接口出すというわけにはいかないと思いますけど、ただ、先ほどから申し上げているように、今朝の新聞にもございましたけども、銚子市あたりにおきましては、数千万円の予算を組んでまた病院をもとのとおりに持っていきたいということで、これは市立でございますけれども、よそではみんな、そういった総合病院あたりが欲しくてしようがないんですよね。そういうことであれば富里市で、おっしゃるように、民間でございますから、こちらのほうからお金出して来てくださいというわけではありません。それだからといって手をこまねいているということでは、私はいかんともしがたいと思うんですね。であれば、せめて環境を整備してあげて、開院したときのことを今からでも考えておいてあげなくてはいかんだろうと。 それと、確かに商工会がそうなんですけど、これは企画室においても鋭意そういうことを検討して、いろいろな民間の知恵もかりて、そういう企画を立ち上げていくというぐらいのことをしないと、あそこから最終的には四、五百名の職員がこっちへ来るわけではないですか。そういうときに富里の市民になっていただいて、大いに税金のほうにも貢献していただきたい、または、場合によっては日吉台を再開発するぐらいの意気込みで考えていかないと、だんだん周囲が、せっかくのそういうチャンスでありながら、その機運に乗り切れないということがあると思うんですね。私が申し上げたいのは、何も先頭に立ってやるのではなくて、そういう案を示して、第三セクターではないけども、商工会という窓口がございますよ。そういうことを大いに利用して、また企画みたいなものを立案して、どうだろうと。検討するそういう機会をつくってもいいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 話すことはよくわかっておりますし、その方向でやろうとも思っております。しかし、今は、3回目の正直かなという疑いもまだありますので、ちょっとそこまで深くは考えていないということです。 ○副議長(猪狩一郎君) 高橋保夫君。 ◆(高橋保夫君) 市長のおっしゃることもよくわかります。今まで、オオカミ少年ではないけど、市長もいろんなところでアドバルーン上げ過ぎた嫌いもあります、はっきり言って。格好いいことは先んじて言って皆さんにPRしたいという気持ちはわかります。私はそうかもしれません、その立場であれば。だけど、そればっかりやっていたら、全く軽いものになっちゃうんですよね。少なくとも首長でいらっしゃいます。経過をいえば、当時の区長会が一丸となって皆さんから署名を集めて、これが原動力となって今回の結果を招いたということはだれしもが承知していることでございます。であれば、それを背景に、今度は市長がこういういきさつで今度こういうことになったんだよということを、市民のために今度は機会を設け、徳洲会からこういう提案がなされた、また話があったということを伝えていく義務があろうかと思います。これはどういうことで伝えていったらいいでしょうか、市長。 ○副議長(猪狩一郎君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 伝えていく義務がもちろんありますので、議員さん方にまず伝えた。全員協議会開いてもらって伝えたということです。その前には区長会のほうに伝えた。それは、区長会に伝えてくださいと向こうから言われたので、先に向こうに伝えたというだけで、これから説明会もあるようでございますので、これを例えば広報に載せるとか市民全員に伝えるということは、まだすべきではないのかなというように考えております。そのうちに必ず伝える機会が来ると思いますので、それは市民全員に伝わるように、そうなるというように思っております。 ○副議長(猪狩一郎君) これで高橋保夫君の質問を終わります。 明3日にも一般質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 明3日は午前10時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。       ……………………………………        午後4時13分 散会       ……………………………………...